17日米国テキサス州サンアントニオで行われた世界スーパーウェルター級王座統一戦

 

ジャ-メル・チャーロ(WBC、IBF、WBAスーパー)VSブライアン・カスターニョ(WBO)

 

勝者は井上尚弥に先んじて「4団体統一王者」の栄誉に輝く。

 

1R、カスターニョ、コンパクトな構えからクイックな動き。

上体は厚く如何にも亜国選手らしいフォルム。

両者慎重な立ち上がり。カスターニョ右一発当たる。チャーロも左を繰り出していたが・・・。

 

10-9カスターニョ

 

2R、チャーロ早い左に浅いながらもワンツー繰り出す。

カスターニョが攻め入ったところにチャーロの左フックカウンターが当たり、一気呵成にチャーロが攻撃。

タフなカスターニョも効いてしまう。

一呼吸後もチャーロの右打ち下し。

チャーロのパンチが切れている。

 

10-9チャーロ

 

3R、カスターニョも細かいステップ。左右への動きも見せるが、チャーロの長い左に入れない。

残り10秒?チャーロをロープへ詰め、左フック2発。2発目のパンチでチャーロは腰を落とす波乱のシーン。

 

10-9カスターニョ

 

4R、チャーロ左を突くが、カスターニョが入り込むシーンが多くなる。

カスターニョは右から返しの左フックを多用。

左フックが良く入る。

チャーロもクロスレンジは不得手ではないが、カスターニョの土俵だ。

 

10-9カスターニョ

 

5R、チャーロは左で立て直し。

動きも良くカスターニョのアタックを躱す。

終盤、またもカスターニョがチャーロをロープへ詰め、あわやのシーンも見せたが、チャーロが抑えたラウンド。

 

10-9チャーロ

 

6R、チャーロは左が生命線。繰り出す左にカスターニョはなかなか入れない。

終盤、ラフな展開を機に攻め入るカスターニョだが、チャーロの時間が多かった。

 

10-9チャーロ

 

7R、チャーロ前半は左で距離取るが、パンチ食らうと熱くなり接近戦に応じる。

中盤~カスターニョがクロスレンジから積極的に手数。但しチャーロのカウンターも怖い。

 

10-9カスターニョ

 

8R、カスターニョは常にパンチ繰り出せる姿勢をキープしジワジワ出てくる。

ややパターン変えた左から右ヒット。チャーロのワイルドな反撃にはショートで応じる。

後半左で立て直すチャーロだが、勇気も感じさせるカスターニョのスタイルにチャーロ苦闘が続く。

 

10-9カスターニョ

 

9R、序盤カスターニョのいきなりの右。

上体使うのでパンチが伸びる。更にダイレクトライト。

カスターニョの攻勢が目立つ。

 

10-9カスターニョ

 

10R、チャーロは早いワンツーと左フックリターンの反応が落ちていない。

その左フックカウンターでカスターニョが足に来る。

更に左フック→右で効かせる。

何とか足使い逃げるカスターニョ。

チャーロのビッグラウンド。

 

10-9チャーロ

 

11R、まだダメージ感じさせるカスターニョに対し、完全にスラッガータイプになり攻めるチャーロ。

反撃しなくてはやられるカスターニョもパンチ繰り出し、やや流れを変える。

しかしまたもチャーロの強烈なカウンターを食らい、グラつくカスターニョ。

 

10-9チャーロ

 

12R、チャーロ最終ラウンドは全集中。鋭い左。やや重心を下げカスターニョの前進に応じる。

鋭い左フックカウンター。右オーバーハンド。

最後はカスターニョとパンチ交錯しゴングを聞く。

 

10-9チャーロ

 

発表されたスコアは114-113(カスターニョ)117-111(チャーロ)、114-114で引き分け。

自分のTV採点は、114-114。

カスターニョの大健闘。この試合の主役はこのアルゼンチンファイターだ。

 

カスターニョの勇気あるスタイルとタフネス。細かい技術はチャーロを苦しめた。

 

ただチャーロもパンチが切れており、タフファイトを演じきった心のタフネスは評価に値する。

 

特に10、11Rとビッグラウンドを演出し、意地を見せた。

 

最後まで持ち前のパワーはキープしており、コンデション自体も悪くなかった。

 

再戦では、チャーロが足と左で対峙すれば、明白に差が付くだろう。