3月25日後楽園ホール

藤田健児VS木村元祐

 

アマ10冠藤田健児デビュー戦

 

1R開始。

サウスポー同士の対決でお互い距離が遠い。

木村は変則のエッセンスも加えているので、やり難い相手だが、藤田は右や左を少ないながらも効果的なタイミングで放つ。

一見に似たスタイルだがバランス差は歴然。

 

10-9藤田

 

2R、藤田スタートからプレッシャーかけ、意表を突くロングレンジからの左アッパー。

木村派右構えにスイッチ

藤田左ボディーを狙うが、あのパンチは上か下か相手からすると判別し難い高度な技術。

木村右カウンター狙いも藤田フェイントを駆使して当てさせない。

木村変則アッパーを出鼻に合わせる。

藤田深追いせずに機を伺う時間が長い。

 

10-9藤田

 

3R、藤田やや距離を詰めて強めにパンチ放つ。

パンチ軌道が多彩なのとタイミングを変えて放つので、木村も対応が難しい。

頭位置を頻繁に変える木村のボディーに的を絞る藤田。

 

10-9藤田

 

4R、藤田このラウンドも強めのパンチ。

鋭い右ジャブに変化をつけてくる。

右に手応えの藤田は、木村の入り際に左アッパーをカウンター。

藤田は無理に攻めずに冷静。乱戦に持ち込みたい木村の心情を察している。

藤田右サイドボディーを食らった木村は身体を丸め、防戦一方。

畳かける藤田は木村からダウンを奪う。

一気に行くべきだが、藤田は冷静にサイドからの攻撃。

 

10-8藤田

 

5R、木村もKOを免れるべく良く動くが、要所で藤田のフィジカルの強さに消耗気味。

バランス、技術差歴然だが、木村変則な位置取りでKO負けを拒否し続ける。

 

10-9藤田

 

6R、藤田青コーナーに詰め、左ストレートヒットから攻め上げる。

但し強引さはなく、またも冷静な削り。

藤田攻撃の際に主審が不可解なドクターチェック入れる(TKO宣告ミス?)。

再開後、左ストレートから右アッパーが入り、主審は試合を止めた。(2:38TKO)

藤田健児が意外に試合を長引かせながらも6RTKO勝利。

相手の木村は34歳、3勝(1KO)5敗2分けだが、変則で実にやり難いタイプ。

 

KO負けもないとの事なので、しぶとさはあった。

 

但し藤田は最後まで冷静にさばき、相手パンチをほとんど貰わない完勝。

 

多彩なパンチ、早いサイドステップはアマ時代そのまま。

要所にロマチェンコを意識した動きも見せた。

 

デビュー戦はやや物足りなさも感じたし、TKO宣告はギフトのようなものだが、実は左にパンチも有る。

 

現時点で既に国内フェザー級でトップクラスのスペックを有している藤田。

コロナ禍が恨めしいが、早く第2戦を見てみたい。