いつも海外から我々が欲している情報をタイムリー且つ正確に報告してくれる杉浦大介氏。
本当にありがたく興味深く拝読している。
この正確さというのが、発信する側の責任。
過去何度か記したが、某ベテランライター氏の選手発言ねつ造は本当に罪深い。
「チャンスをくれた王者に感謝したい」「(ピンチの時に)家族と祖国の事が目に浮かんだ」etcそうだろうけどさ。
あのジョー小泉氏が(作家にでもなるべきだ)と苦言を呈したのに未だ続けるとはタチが悪い。
某氏のボクシング愛が強いことは認めるけど。
杉浦大介氏が井上尚弥との戦いを終えたジェイソン・モロニーとの電話インタビュー記事をアップしていた。
モロニー曰はく
「パワーはありましたよ。ただ、私を驚かせたのはスピードの方でした。私がダメージを受けたパンチは、クレイジーなほどのパワーパンチというよりもスピードが重視されたものでした。最初にダウンした左フックも、最後の右もそうです。ほとんど見えないパンチで、そういうパンチは避けることができないものです。もちろんパワーは凄まじく、爆発的でしたが、KOにつながったのはハンドスピードだったと考えています」
試合直後であり本音で話してくれていると思う。
ファイター達の話は時がたつにつれ諸々美化、上書きされて行くから。
今回のKO劇。確かにマクドネル戦の様に強引になぎ倒す形ではなく非常にインテリジェンスだった。
(試合前から)井上尚弥は相手のモロニーのダブルジャブのパターンを頭に入れており、6R得意の頭を後方へそらしての左フックカウンターでダウンを奪う。
その後パワーパンチで猛攻も、やや力んでKOを逃す。
7Rはややパワーセーブ(スタミナ回復とモロニーへの餌まきと一挙両得)し、左主体。
やや井上の圧が緩まり、反撃を試みたマロニーだが、自身の右に井上の右を合わされ痛烈なKO負け。
「私はまだ戦い続けたかったが、レフェリーはストップという判断を下さなければならなかった」とは試合映像を見ていないのかな?
ただファイターはこの気概が無いとダメ。
好漢マロニー。心身共にタフな選手だった。
井上尚弥の素晴らしい作品は、井上一人では描くことは出来なかった。感謝したい。
「あの右は100点満点」(帰国後井上尚弥談)

