先日Youtubeに興味深い動画が上がっていた。

 

Kid Pambele VS Lyon furuyama

 

日本の不倒王、岩石男、ライオン古山がパナマで強豪王者アントニオ・セルバンテスに挑んだが、2017年? 海外スペイン語圏TV局が古山とセルバンテスのそれぞれに当時の感想を聞くという番組。

五反田の街を歩く筋骨隆々の古山と今やジャングル?で隠居するセルバンテス。

 

今なら古山が勝つな(笑)

 

古山は当時を振り返り、

 

「鮮明に覚えています」

「巧く強い選手でしたね」

「ジャブもストレートも良い」

「ストレートでもアッパーでも(今までは)マウスピースが落ちる事なんて無かった」

「1~5Rまでは(セルバンテスが)インファイトしてくれたので、私は思い通りに行ってのですが、6Rからはアウトボックスされた。上手い選手ですね」

「(自分は)もう25年ボクシングジムを続けている」

「ただ強く巧かったという印象しかない」

「(セルバンテスが)試合を覚えていてくれていたなら光栄なことですね。もう一度機会が有ればお会いしたい」

 

セルバンテスVSライオン古山の映像を観た。

 

スタートからスラッガースタイルで強打を振るうセルバンテス。

この強打を前に堂々対峙する古山。

 

途中からセルバンテスはこのタフな日本人ファイターを倒すことを諦めた。

時折り飛んでくるブローも鋭く、この相手とのパンチ交換は得策ではないと強豪王者に思わせた古山。

 

事実、大差ながらも2度ほどセルバンテスを効かせたシーンも演出した古山。

 

会場のパナマは古山への声援の方が多かった位、観衆の心を掴んでいた。

 

45年以上たっても海外のTV局が古山の元を訪れるのが何よりの証だ。

 

セルバンテスが世界的なスラッガーであることは、実績が物語っている。

 

WBA世界ジュニアウェルター級王者として通算16度の防衛(世界戦戦績18勝(12KO)3敗)

通算戦績:91勝(44KO)12敗3分

 

38歳の直前まで戦い続けた名ボクサー。

全盛期の強さはロベルト・デュランとも比べられたほどのもの(画像は門田新一(恭明)戦)

 

この強く巧い選手のパンチに最後まで、立ち続けた古山の頑強さには呆れる。

 

ただタフネスだけではなく、攻撃面も後年の飯泉健二を思わせるような激しい物でセルバンテスを苦しめた。

 

セルバンテス戦から9か月後、これも敵地でペリコ・フェルナンデスに挑戦。

 

熱血漢小林弘が悔し泣きし、古山を支持したほどの拙戦を演じた古山。攻撃力では世界クラスのものが有った。

 

キャリア晩年期に黒船・クォーリー・フジ(後の世界王者ブルース・カリー)に倒された以外、実質的なKO負け無し。

(センサクと初戦は7R立ったまま突然のストップ負け)

 

日本拳闘史上でも最高クラスのタフネスを誇る「つけ麺大王」もとい「不倒王」まさに岩石男だ。

 

素晴らしきは未だにキッズボクサー育成に携わっている事。

 

プロでも杉谷満をKOした強打植田龍太郎を育て上げた。

 

実直なファイトスタイルもその素晴らしき人柄から来るものだったとは!改めて感動を覚える。

 

この様な企画を実現したTV局に感謝したい。