以前拙ブログで記した「天才ボクサーランキング」
この天才という定義は難しいというか、人それぞれ。
基本的にはレナードの様な完成形を天才と呼びことに意義を唱える識者は少ないだろう。
個人的には、プエルトリコスタイル。
サイドステップを駆使し、防御勘に優れ、パワー+カウンターでKOを量産するタイプに天賦の才を感じる。
ゴメス、ロサリオ、トリニダードらがこれに当たる。
難しいのはメキシカン。
確かにサラテ、チャベスなど圧倒的な戦績を誇るボクサーは、まごうことなき天才なのだろうが、自分の中の定義では少し違う。
これはサイボーグ・リカルド・ロペスにも同様の感を受けるのが、ややこしい。
あくまでも主観になるが、メキシカン史上最高の天才は、ルーベン・オリバレス。
先日若かりし日のオリバレスの試合を見返して確信した。
ただそのオリバレスを超える才能を有していたのでは?とも思わせる選手が、アルフォンソ・サモラ。
方々からツッコミが来るかもしれないが、サモラの天才振り、それは凄かった。
アマ戦績は諸説あるが、54勝(45RSC)1敗。
この1敗はミュンヘン五輪決勝でキューバのオーランド・マルチネスに喫したもののみ??
この時のサモラはわずか17歳。
デビュー以来21連続KOで世界バンタム級王座獲得。
以降、5連続KO防衛。この中には後に世界フェザー級を19度防衛する殿堂入りボクサー、エウセビオ・ペドロサを2Rで斬って落とした試合も含まれる。
元同門のサラテと雌雄を決した際の戦績は、29勝(29KO)。まるでファンタジーの世界だ。
サラテとの対戦に敗れた後、次戦の伏兵ホルヘ・ルハン戦で自滅し、へたり込んだサモラ。
この辺も天才ならではの所作に映ってしまう。
このルハン戦は非難されるべきだが、それでも要所に煌めくサモラの攻撃にときめきを感じる。
ルハン戦以降は、4勝(3KO)3敗(2TKO負け)と並以下の選手に成り下がり、26歳でグローブを吊るしたが、全盛時代の強打、当て勘の良さは数々の怪物を産んだメキシコに於いてもトップクラスの天才だった。
今度はもう一人の天才メキシカン、ホセ・ピピノ・クエバスについて記して見ます!?
