ボクシングマガジン5月号に掲載された

ALL TIME最強は誰?誌上トーナメント」

 

私的で各階級の覇者を「考察」

※考察というか頑固な懐古主義なので思考停止かも?

 

バンタム級

 

エデル・ジョフレVSオーランド・カニサレス:巧者カニサレスもジョフレのパワーに粉砕。対戦相手の質が違い過ぎる。

 

井上尚弥VSルーベン・オリバレス:日本メキシコ怪物対決。全盛期のオリバレスには井上は勝てない。未だかって体験したことのないパワー、タイミング、角度で飛んでくるオリバレスの波状攻撃に耐えられないだろう。

オリバレスを破るには徹底したアウトボクシングしかない。

残念ながらそれは井上のスタイルではない。後半KOでオリバレス。

 

ファイティング原田VSノニト・ドネア:原田判定勝ち。原田の無尽蔵のスタミナとタフネスがドネアを攻め落とす。

 

カルロス・サラテVS長谷川穂積:サラテ5RまでのKO勝ち。スピード差は有るが、サラテのピンポイントパンチに長谷川のアゴは耐えられない。

 

エデル・ジョフレVSルーベン・オリバレス:ジョフレKO勝ち。パワーと耐久性、防御技術の差が出る。激闘にはなるが、ジョフレのフィジカルが上回る。

 

カルロス・サラテVSファイティング原田:サラテ判定勝ち。原田のアタックもサラテのカウンターが機能。

ホセ・メデルとの初戦がよぎる。但しサラテに倒されず最終ゴングを聴ける日本人ボクサーは原田だけ。

 

決勝

エデル・ジョフレVSカルロス・サラテ:ジョフレKO勝ち。昔はサラテ最強と信じていたが、近年動画でジョフレの原田戦以外の試合を見て考えが変わった。メデル戦には驚き。

あのタフネスとパワーには誰も勝てない。全クラス歴代PFPでもトップ10入りは間違いない。

 

※今回の選出、自分なら長谷川とカニサレスの代わりにルペ・ピントール、ジェフ・チャンドラーを選ぶ。

当時カニサレスの王座の価値は決して高くなかった。あのサイドへの動きは俊逸で素晴らしい選手だけど、ピントール、チャンドラーを上回るとは思えない。

またハッピー・ロラの選出漏れはファンの自分も納得。

 

 

覇者:エデル・ジョフレ

 

 

スーパーバンタム級

 

ウイルフレド・ゴメスVS西岡利晃:ゴメス中盤KO勝ち。西岡は右ガードを高く掲げるが、ゴメスはサイドに動けるので破られる。残念ながらレベルが違う。

 

ジェフ・フェネックVSウイルフレド・バスケス:歴史が浅いクラスなのでこの二人もエントリーか。フェネックがフィジカル活かし明白な判定勝ち。

 

エリック・モラレスVSギジェルモ・リゴンドー:リゴンドー大差判定勝ち。勝ちに徹したリゴにモラレスのパンチは当たらない。

 

マルコ・アントニオ・バレラVSダニエル・サラゴサ:バレラ判定勝ち。やり難いサラゴサ相手でもバレラの技術は抜きん出ている。

 

ウイルフレド・ゴメスVSジェフ・フェネック:ゴメスKO勝ち。フェネック攻め入るが、ゴメスの左フックカウンターで沈められる。ネルソン戦の悪夢再び。

 

マルコ・アントニオ・バレラVSギジェルモ・リゴンドー:リゴンドー判定勝ち。バレラも自身のスタイル捨てて出るが、リゴを崩せないだろう。

 

決勝

ウイルフレド・ゴメスVSギジェルモ・リゴンドー:ゴメスKO勝ち。全盛時のゴメスのスピード、パワーは異次元。正に天才。

リゴは一発で夢の国へ。70年代ボクサーの「狂気」にリゴは平常心ではいられない。 

覇者:ウイルフレド・ゴメス