明後日の方向から好カードが飛び込んできた。

 

1026日(日本時間27日)、米国でルーシー・ウォーレンとエマヌエル・ロドリゲスがWBC世界バンタム級王座挑戦者決定戦を行う。

 

1位ルイス・ネリの存在も気になるが、この対戦は実に興味深い。

 

ルーシー・ウォーレン。確かに決め手には欠けるが、三度の五輪出場、世界選手権制覇に裏付けられた技術レベルは相当高い。

 

今年1月に行われたナルディーヌ・ウバーリ戦は、ウォーレンの勝利だろう。

 

勝ちを盗まれたに等しい内容だったが、試合後の職人然とした態度も立派で、益々ウォ-レンを支持したくなった。

 

仮にウォーレンが正規王座に就き、117日に井上拓真と王座統一戦を行っていたら、明白な内容でウォーレンが井上拓真を捌いていただろう。

 

ウバーリVS井上拓真。拓真不利は否めないが、ウォーレンと対戦することを思えば未だチャンスは有る。

 

ウォーレンの冷静な立ち回りから醸し出る技巧は何度見ても飽きない。

 

さて井上尚弥に2Rで斬って落とされたロドリゲス。

 

敗れたとはいえ、仮に井上尚弥と時代が違っていたら、王座を長期防衛していても不思議ではないポテンシャルは有る。

 

事実1Rあの井上尚弥相手に一歩も引かずに対峙した。井上ファンをドキドキさせたシーンは、最近では記憶がない。

 

ただ相手が悪すぎた・・・。

 

再起戦でパワーレスなウォーレン相手ではある意味気も楽だろうが、ウォーレンの技巧を舐めてかかるとアリ地獄にハマるパターンもあり得る。

 

ウォーレンを応援するが、ロドリゲスが左ボディーを起点に攻め勝つかな?

 

ジャッジ構成も気になるところ。

 

両者の高度な技術戦が早く観たい!