先日行われた伊藤雅雪の2度目の防衛戦のセミにセットされたのは、WBO中南米ライト級タイトルマッチ

ホセ・ペドラサ(プエルトリコ)VS.アントニオ・ロサダJr(メキシコ)

 

これを組んだマッチメーカーは優秀だな。実に面白い試合だった。

 

元世界2階級制覇王者ホセ・ペドラサ。

 

このサウスポーの技巧派は、キャリア2敗を喫しているが、それぞれジャーボンテイ・デービス、ワシル・ロマチェンコというビッグネーム。

 

25勝(12KO)2敗。アマエリート出身の技巧派。

 

相手のロサダは、私が大好きなスタイルを持つ新星フェリックス・ベルデホにプロ初黒星を付けたファイター。戦績40(34KO)21分け

 

試合開始。

 

いつも通りに縦横無尽にステップするペドラサ。自身の頭位置を常に変え、的を絞らせない動きは実に速く、スイッチもスムーズ。

 

但しこの動きにも委細構わず肉薄していくロサダ。

 

長身、リーチも長く、怖い顔も相まって実に威圧感がある。

 

あのアイアン・バークレーを思い出すな。

 

但しペドラサは軽いながらも着実にパンチを相手にコネクト。

 

総じて火力には欠けるが、時折毒気を感じるパンチも入れる。

 

コーナー、ロープを背にしながらも、どう猛なロサダのパンチをそれこそ紙一重でかわし、タイミングの良いパンチで削り続けるペドラサ。

 

ため息が出る程巧い!

 

9R、逆転KOに逸るロサダのプレスに見事な左カウンターを合わせ、ダウンを奪うペドラサ。

 

立ち上がったロサダに一気に連打を仕掛け、9RTKOに斬って落とす。

 

最後の連打はストップ勝ちを狙う狡猾な攻め。

 

正に「柔よく剛を制す」の言葉通りの素晴らしいパフォーマンスだった。

 

現在のライト級のレベルは高いが、この技巧派ペドラサは、正に門番というかジョーカーだ。

 

とても日本人では、真似のできないステップだが、要所の動き、攻撃は、パワーレスの日本人ボクサーも大いに参考になる。

 

「ロープ際の魔術師」ホセ・ペドラサお見事!!

 

本日のジョギング距離:4km