外出していたのでHDDチェックとなったが、岐阜で行われた注目の一戦。

WBO世界フライ級タイトルマッチ田中恒成VS田口良一。

 

結果は王者田中が大差判定勝ちで初防衛に成功。

 

試合開始。

スロースターターの田口は、意識的に手を出していく。

 

田中対策に用意していたと思われる右アッパーを王者のガードの中から突き上げる。

但し田中は田口のガードの上からスピード主体のコンビを叩き込み、早くもリズムにのる。

 

まだ決してパワーを込めていないが、相対的にパワーは田中が一段上。

 

3R、田口の右フックがテンプルにヒットし、田中の膝が折れる。

 

一気呵成に攻め込む田口。

但しこのラッシュで珍しく疲れ、手が止まる田口。

そこを見逃さない田中の左ボディー。

ポイントは田口だが、田中の左ボディーにやや効いてしまう田口。

この左ボディーも田中の勝因の一つだった。

 

4R、スピードで上回る田中は、田口の攻撃にワンテンポ遅れて繰り出す「ドネアフック」

余裕を感じる展開だ。

 

この一戦、パンチのスピードもさることながら、バランスの差も大きかった。

 

田口にとっては通常通りのスタイルだが、攻撃の際に身体が開き、相手に正面を見せ過ぎている。

 

これに対しバランスの良い田中は、得意のサイドステップから角度のあるパンチを田口へ浴びせる。

 

今日の田口は、なんか全体的に体が浮き気味でふわふわしていた。

また上体の動きも少なく、田中は自在に攻撃が出来た。

 

鋭いパンチの田中に対し、ブロッキング主体の守りになることは仕方がないのだが・・・。

 

但し後半は田口も微妙に相手パンチの芯を外し、判定決着までには持ち込んだ。

 

田口のフィジカルとハートの強さは、やはり高いレベルにある。

 

判定は3ジャッジとも大差(117-111X2119-109

 

自分のTV採点は、118-110(3Rと9Rのみ田口)

 

田口も常にアクションしていたが、どうしても田中のパンチにポイントが流れてしまう展開が続いた一戦だった。 

 

フライ級。一回り大きなフレームでリングに上がった田口。

 

結果論だが、1試合テストマッチを挟みたかった。

また規格外の180Rのスパーをこなしたらしいが、少しオーバーワーク??スピードと切れが感じられなかった。

 

完勝の田中も古傷の左目はやはり気になる・・・。

 

好戦的なのは見ていて面白いが、将来を見据えた場合、もう少しずる賢い戦法も必要だ。