3月16日、岐阜で田中恒成VS田口良一のWBO世界フライ級タイトルマッチが行われる。
この対戦、2年前なら田口が押し切っていた可能性も有るが、現在の力量は田中が一枚上手。
「地元開催」の利も有り、田口にポイントが流れることはないだろう。
ただこの試合は間違いなく、白熱した好試合になる。
それも田中VS木村の様に歴史に残る激闘となる可能性も有る。
挑戦者田口はフィジカルを前面に出し、肉薄していくだろうが、サイドに動け、スピードのある田中のパンチを中から浴びてしまうだろう。
タフで精神力の強い田口も倒れることはないだろうが、手痛いダメージは食いそうだ・・・。
ただ仮に田中が減量に苦しみ、度重なる激闘で金属疲労を起こしていれば波乱もありうる。
しかし田口に負けず劣らず精神力の強い田中、ここで足踏みすることは毛頭考えていないだろう。
4P差位で田中が判定防衛と見るが、田口良一の「最後のスパーク」を応援したい。
嬉しいことに夕方だが、TBSが全国中継を挙行。(16:00~)
この素晴らしきカードはゴールデンタイムで放映して欲しいのだが、贅沢は言えないか・・・。
ここまで前回UPのコピペ。
以下追記。
漏れ伝わってくる情報では、田口はバランス強制し、無暗に突っ込まないスタイルを構築中??
確かに田中としては、田口の上体が突っ込んで来たときに死角からの左フックを用意しているだろう。
田中のパンチが見えていれば、タフな田口だけに倒れることも無いが、死角からのパンチは厳しい。
但しこの田口の付け焼刃的なスタイル改造はどうだろう?
自身のスタイルを変えて世界戦に挑んだ例は、古くはジェフ・チャンドラーとのラバーマッチへ挑んだ村田英次郎。
アップライトのカウンターパンチャー村田が、師匠金子繁治直伝のクラウチングスタイルに・・・。
この奇策も意に介さないチャンドラーは、強烈な右で村田を沈めた。
また田口の同門内山高志もラストファイトでややクラウチングスタイル、広いスタンス、ガード中心で戦ったが、攻防分離で今一つ攻めきれなかった。(私の採点では内山の勝利だったが)。
大熊正二、レパード玉熊の様にスタイル改造が功を奏した戴冠は有るけど、田口の良さはやはり旺盛なスタミナとタフネスを活かしたスタイル。動く田中にプレスをかけ続ける事だと思う。
但しこのプレスに対してもサイドに動け、また下がりながらも強いパンチが打てる田中。
そして田口同様非常に精神力が強くタフな田中。
好感の持てる田口を応援するが、やはり前述したように判定で田中と見る。
本日のジョギング距離:4km