本日は大田区総合体育館へ三大世界戦を観戦に。

 

拳四朗VSサウル・ファレス(WBC-LF

 

ゴングが鳴ったのは17時台とあまりに早い・・・。

 

オープニングラウンドは、軽い左で探るだけの拳四朗。

 

Rから繰り出す左に鋭さを込める。つなぐ横殴りの右フックもKOへの意志を感じる。

 

但しファレスはメキシカン特有のタフさで、対抗。

 

結局最後までキャンバスへのタッチを拒否し続けた。

 

採点は大差で拳四朗(自分の現場採点ではフルマーク)。

 

KOへのキーパンチであった左レバーや、あえて同時に放つパンチ、火中の栗を拾うべきスリッピングアウエーも駆使しての攻撃も見せた拳四朗だが、ファレスはタフだった。

 

全く危なげのない拳四朗盤石の防衛戦だった。

 

 

井上拓真VSタサーナ・サラパット(WBC-B暫定)

 

Rから拓真はフルスロットルで仕掛ける。結局この先制攻撃で主導権を握ったのが勝因。

 

但しタサーナも要所で反撃。スラッガースタイルで前へ出てくる。

 

またムエタイ仕込みのヒジも当てる気満々。左ストレート、右フックも堅く、耐えられたのは猛練習を積んでいる拓真ならでは。

 

正直パンチ力には欠けるが、このフィジカルの強さは、拓真の大きな武器だ。

 

採点は三者ともに117-111とややタサーナに厳しい裁定だったが、拓真の価値に異論はない。(自分は115-113で拓真)

 

国内レベルでKOが出来ない拓真が世界戦でKOを量産するという事は、考えられないが、相手が強ければ強いほど拓真の良さも出る。

 

但し正規王座に就くだろうウォーレンの技巧の前には厳しいな。

 

 

 

伊藤雅雪VSイフゲニー・チュプラコフ(WBO-SFe)

 

伊藤雅雪の圧勝だった。

 

1位のチュプラコフだったが、スタートから伊藤のパンチを恐れ、クリンチに次ぐクリンチ。

 

このクリンチに頭を持ってくるのには閉口しただろうが、フィジカルで上回る伊藤は、このクリンチは嫌な展開ではなかった。

 

とにかくチュプラコフは、伊藤の攻撃を恐れまくり。実に気の弱い選手だった。

 

チュプラコフ生命線の接近戦でも伊藤のボディーやクリンチ際のパンチが上回り、 ミドル、ロングレンジでは伊藤の独壇場。(伊藤のカウンターは天性のタイミングがある)

                                                                      

また伊藤の一番の武器である殺傷本能がこの試合でも存分に出た。

 

このキラーインスティンクト全開の王者に対し、気の弱い挑戦者。

 

7Rの挑戦者陣営のタオル投入もこの試合の流れでは当然だった。

 

豊富なアマキャリアを持つ無敗の世界1位のロシア人ボクサー相手に1ポイントも渡さない完勝。

 

正にニュースター、ボクシング界の救世主誕生だ。