何とも驚きのニュースが入ってきた。
全盛は過ぎたとはいえ、堅実なボクシングと強打でWBO世界Lヘビー級王座に君臨するセルゲイ・コバレフ。
その評価も未だ高く、RING誌PFPレイティングでも9位にランクされている。
そのコバレフが7RKO負けでタイトルを失った・・・。
相手はエレイデル・アルバレス(コロンビア)
ルシアン・ビュテ(元世界Sミドル級王者)を5R右二発でKOした星が燦然と光り、無敗(24勝(12KO)とはいえ、既に34歳のアルバレス。
確かに「ストーム」の異名通りハンドスピードを活かした連打は、このクラスでは速い方。そして技術的レベルも高い。但しパワーは今一つ(連打や切れで倒すタイプ)
決してフィジカルも強そうではなく、コバレフの格好の餌食になるかと思えた。
先日、拙ブログでコロンビアオールタイムPFPを記した。
重量級不毛のイメージもあるコロンビアだが、しっかりとミドル級(ロドリゴ・バルデス)、スーパーミドル級(アレハンドロ・ベリオ)といった世界王者を輩出している。
このアルバレスのLヘビー級王座がコロンビア最重量クラスの世界王座となる。
しっかりとした技術が根づいているコロンビア。
数は少ないが、これからも渋い名選手を産んでいくのだろう。
コベレフVSアルバレス動画を見た。
コバレフの出来は悪くない。
生命線の左を積極的に突いて行く。
コバレフの強打を警戒するアルバレスは、距離を取り徹底的にカウンター戦法。
但しアルバレスも左が良く、リードの刺し合い負けもしない(総合的には踏み込んで打つコバレフの左が上回っていた)。
そしてコバレフの左のL字ガードに右を被せてくる狡猾さも見せる。
但し試合はコベレフペース。
4Rコバレフはショート連打から右でアルバレスにダメージを与える。
以降も実に積極的。KOは時間の問題とも思えた。
そして決着のついた7R.
中盤、突如踏み込んで右のオーバーハンドで、コバレフからダウンを奪うアルバレス。
千載一遇の機会に勝負をかけるアルバレス。
コンビの中の左フックで二度目のダウンを奪い、最後は右で三度目のダウンを奪い、
まさかのアルバレスのKO奪取。
それまで圧倒的なコバレフペースで進んでいただけに余計、衝撃を感じる番狂わせだった。
負けて書くのも何だが、コバレフが負ける様な相手では決してないと思うのだが、数々の激闘でコバレフが打たれ脆くなっているのが気になる。
本日のジョギング距離:5km

