728日米国でついに伊藤雅雪が世界王座へ挑む。

 

ロマチェンコが返上したWBOスーパーフェザー級王座を1位クリストファー・ディアス(プエルトリコ)と2位の伊藤雅雪が争う。

 

前々から伊藤雅雪は日本ボクシング界の救世主になるのでは?と期待をしていた。

 

巷間で囁かれるパワー不足、決定力不足。

 

確かにフィニッシュに至るまでのプロセスに間延び感は否めないが、ここぞの場面でアタックをかける様は、この競技に最も必要である物のひとつ殺傷本能(キラーインスティンクト)全開。

 

細かい技術云々より伊藤の最大の武器だ。

 

パンチも内山や三浦の様な一発必倒の威力には欠けるが、言われるほど弱くはなく、まとめれば世界レベルの選手を倒せるだけの物は有る。

 

その激しいファイトスタイルは基より、マスクも良くスター性も感じさせる伊藤。

 

但し今回の相手は非常に難敵。

 

23(15KO)と無敗、そして23歳と若く勢いがあるディアス。

 

足も左も早く、カウンターも上手い。上下に打ち分けるコンビの攻撃力はかなりの物。

 

バスケ仕込みの伊藤のフットワークも早いが、ディアスのそれは、伊藤を上回る。

 

防御技術もそれなりに有り、フィジカルも伊藤同様に強そう。

 

試合は体格やスタイルの似通った両者のペースの奪い合いで始まり、中盤から後半はお互いを削り合うタフな展開が予想される。

 

正直、各項目で上回っているのは、ディアス。削り合いで防御技術の差が出てしまう懸念もある。

 

但し伊藤も度重なる米国での実戦重視のトレーニングを重ね、気後れは皆無。

 

とにかく先に一発当てて、持ち味の思い切った攻撃を仕掛けたい。

 

防御に長け、タフそうなディアスを倒すのは至難の業だが、中盤までに倒すくらいの意気込みで仕掛けることが重要。

 

予想は不利だが、伊藤雅雪の殺傷本能全開に期待したい!

 

左の差し合いではディアスが上、伊藤は得意の飛び込み様の左フックだな。

 

本日のジョギング距離:??