本日は大田区総合体育館へダブル世界戦観戦に。

 

日本のみならず世界が注目する井上尚弥のバンタム級への挑戦。

 

とにかくドエライものを目撃した。

 

セミの拳四朗がまさかの瞬殺劇を演じたので、米英生中継の関係からか?メインの井上尚弥戦までに相当な時間間隔が有ったが、珍しく長いとは感じなかった。

 

千両役者が登場まで時間をかけ、お客をじらす演出が有るが、それに似た感覚だ。

 

本日の主役井上尚弥がリングイン。

 

前売り段階で完売した満員の会場が涌き、応援旗がなびく。

 

減量苦から解放された井上は、自信漲る立ち振る舞い。相当に調子がよさそうだ。

 

逆にマクドネルは、井上の先制攻撃を意識してかウォーミングアップに余念がない。

 

この動作は、国歌斉唱中にも続いた。

 

さて試合開始。

 

フレームに相当な差が有る。マクドネルは当日計量時65kgとウェルター級の体重。

 

スタート直後は、かなり距離感を感じた。

 

そして長身マクドネルに対し、ハイガード&上体を立気味に構える井上。

 

少々違和感を感じた刹那、井上の強烈な左レバーが炸裂。

 

これで勝負は決まった。

 

 

今日の井上には数々のグレート達が舞い降りた。

 

得意のドネアフックを狙い撃つだけでなく、長身のマクドネルに何とGGGの左ロシアンフック。

 

このパンチでマクドネルをグラつかせた井上は、直後に左レバーでマクドネルを横倒し!

 

辛うじて立ち上がってきたマクドネルに猛ラッシュ!

 

これはリングサイドで見守っていたグレート、ファイティング原田へのオマージュに他ならない。

 

正に圧巻の1R王座強奪劇だった。

 

こんなに力んだ井上を観たのは初めてだったが、試合後高らかにWBSS出場をぶち上げる井上。

 

これ程テンションの高い井上も初めてだが、良いことだ!

 

フルハウスの会場、井上グッズも瞬殺完売。

 

ようやく井上尚弥の魅力が浸透してきたようだ。

 

しばらくは海外が主戦場になるだろうが、それは我々も望むこと。

 

世界よ!モンスター井上を刮目せよ!という感じ。

 

 

本日のジョギング距離:4km