本日は大田区総合体育館へダブル世界戦観戦に。

 

しかし結果論ではなく、今日は田口が負ける日だったのだろう。

 

試合前のドタバタ騒ぎ(南アフリカジャッジ問題、記者会見通訳不在)挙句の果てには、リングアナが国歌君が代斉唱前に「ご着席ください」だと・・・。またラウンドガールが6Rに「9」のボードを持ちリングイン。

 

そしてレフェリーの頂けないダウン裁定のミス。

 

レフェリーやリングアナの失態は、ワタナベジムの責任ではないが、試合前のゴタゴタは、多数の世界戦を手掛けてきた陣営の気の緩み以外の何物でもない。

 

バトラーはミニマム上がりなので、パワーは断然田口だが、バトラー自身もそれを熟知しており、持ち前の動きと技術で田口のフィジカルに対抗してきた。(輪島功一曰く「己を知っている者は強い」)

 

とにかく良く動き、的を絞らせない。

 

攻撃も常にサイドからの攻撃を意識。直進的になりがちな田口とは好対照だった。

 

途中田口も足を使いフレームの利点を活かしたが、長続きせず。

 

結局は強引に右に回っての正面突破。

 

バトラーのボディーは決して強くなく、事実田口のボディー攻めに窮地に追い込まれるシーンも有ったが、基本はスタミナがある選手。

 

何度かスタミナが切れかけたが、結局は盛り返してきた。

 

田口も7R位からは肉薄し、ポイントを奪っていったが、8、11Rはバトラーのラウンド。

 

最終回意地のダウンを奪ったが、あと一歩届かなかった。(私採点も1Pバトラー)

 

ただ不運なのは、明白なダウンを奪ったが、スリップの裁定。

 

もしダウンの裁定ならば、追撃のラッシュでストップの可能性も有った。

 

バトラーはまさかのスリップの裁定で生き延びられるという気持ちが芽生え、終了のゴング迄耐え抜くことが出来た。

 

試合終了後、渡辺会長の猛烈な抗議により、まさかのダウン裁定に覆る前代未聞の展開。

 

これは田口を応援していた自分にとり嬉しい出来事だったが、本来はやってはいけない事。

 

各球技と違い、ボクシングはビデオ判定を導入していない。

 

ダウンの誤審が有った場合、3人のジャッジがそれぞれ判断すれば良いだけの事。

(レフェリーがスリップの裁定でもジャッジ自身がダウンと判断し、10-8を付ける)

 

また試合後、管轄本部へ抗議して判断を待つだけ(再戦が関の山だが)

 

なんだか変な事例を残してしまった。

 

偉大なる王者田口良一に相応しくないドタバタの世界戦だった。

 

気が早いが再戦?田口は要所で足を使いたい。また左を出すときに上体を使いロングレンジから当たらなくても良いから繰り出したい。(離れる時は離れる)

 

また体を丸めるバトラーを起こすパンチが少なかった。(打ち下ろしの右フックのタイミングは合っていた)

 

バトラーとは相性が悪い感が有り、気持ちで戦う田口のモチベも気になるが、バトラーは田口が負ける相手では無かった。

 

 

さて京口はパラスの強打にダウン(ドネアフック!)を食らうなど苦しい戦いであったが、キーパンチの左レバーを要所で決めて生き延びた。(採点は大差だが、大苦戦)

 

相手のパラスは強打とカウンターの技術を併せ持つ、将来楽しみな選手。

 

田中恒成に敗れた後、世界王座を奪ったアンヘル・アコスタの様に将来王座を獲得するだろう。

 

京口は減量が厳しそう。早めの転級を勧める。

 

あのパワーとアグレッシブな攻撃を万全の体調下で見てみたい。

 

 

本日のジョギング距離:0km