WBC世界ミニマム級王者ワンヘン・ミナヨーテインがデビュー以来無傷の50連勝を飾った。
相手は1位のリロイ・エストラーダ。
現在の同クラスの層の薄さを感じさせるが、節目の試合に1位を選んだことに誠意は感じる。
エストラーダはサウスポー。
スタートから重心を低くして何と前へ出てくる。
しかしワンヘンの小型戦車のような圧力にギヤをバックに入れ直す。
試合はワンヘンの独壇場だった。
タイの選手はサウスポー相手に右をジャブの様に繰り出すのが上手い。
ソット・チタラダ、ウイラポンはこのパンチの名手だった。
ワンヘンの右がこの試合の勝因。実に力強く的確に相手の顔面を捉えた。
(普段はもっとリラックスした打ち方をしている)
また攻撃の中でこの右を強く連打で繰り出せるのは、ワンヘンの強み。
更に右と共にサウスポー相手に有効な左フックのタイミングも良かった。
ほとんど右で計5度のダウンを奪い、5RTKOの圧勝でV9.
デビュー以来50連勝を飾った。
ワンヘン。地味でサイズにも恵まれていないが、この短躯サイズ+トランクス(ノーファールカップ)を上に上げたスタイルは、弱点であるボディーを隠しグイグイと前へ出てくる。
また地味ながら防御技術にも長け、バランスも悪くない。
前途の様に右は強く、数を繰り出せる馬力が有る。
地元タイから出なければ、このクラスの層の薄さも相まって更に連勝は続くだろう。
同クラスには、IBF京口とWBO山中竜也がいる。
いずれもこのクラスでは実力が抜きん出ているが、悲しいかな最軽量クラスが故、一般への認知度は低い。
これはワンヘンを利用しない手はない。今回の50連勝で米国の一部にもワンヘンの名(本名のSeansuree Moonsuree)
は知られた。
日本の両王者は、このまま自身の団体で防衛を重ねても、ステージを上げるには相当な労力が必要。
ワンヘンが無敗で引退という選択をする前に、何とか日本に呼びたい。
タイに乗り込んでワンヘンに勝つ?残念ながらそれは両ボクサーとも不可能だ。
その前に京口は難敵との防衛戦を控えている。
何とかクリアしてワンヘンとの対戦をぶち上げて欲しい。
本日のジョギング距離:?
