村田、比嘉ダブル世界戦で注目の「中谷潤人」がメキシコの世界ランカーマリオ・アンドラーデ(WBC-F11位)を完封した。(8R負傷判定)
中谷は高いKO率が示すように固い左を活かしたスラッガースタイルを取ることも有るが、この試合では体格を生かしたアウトボクシング。
フットワークは本当に早くアンドラーデは何も出来なかった。
サウスポーのフットワークが、メキシカンの強打を凌駕した好サンプルは、
タイの天才サーマート・パヤクァルンがルペ・ピントールを5RKOした試合(1986年1月18日)
ピントールも全盛を過ぎてはいたが、サーマートのフットワーク&フィニッシュの左は忘れられない(まさに一太刀)。
現代ボクシングのトレンドは、ぴょんぴょんと飛び跳ねるような過度なフットワークを使わないスタイルが主流。
ただラテンの選手に比べ、相対的にパワーに劣る日本人選手は、フットワークを使用し拮抗してきた。
米倉健司VSホセ・ベセラ、村田英次郎VSルペ・ピントール、同じくピントールに挑んだハリケーン照。
必要以上に足を使い非難を浴びた(笑)沼田久美VSロドルフォ・マルチネス
最近の成功例では、八重樫東VSエドガル・ソーサ
八重樫がV10王者ソーサに完勝。 八重樫のベストファイトのひとつだ。
さて中谷潤人。
所属するMTジムの会長は帝拳ジム出身の渋い技巧派高城正宏。
中谷も世界戦となれば帝拳のプロモート。力が有るので一度は世界へ挑戦できるだろう。
そこで覚醒するか否かは未だわからないが、楽しみな選手。
ただ再ブレイク中の黒田雅之にはまだ勝てないかな??
本日のジョギング距離:4km