嬉しいことに勅使河原のタイトル「(WBO-APバンタム級)初防衛戦が地上波で放映された。

 

ひとえに偉大なる先人達(原田、輪島ら)のおかげだが、フジテレビには感謝。

 

世界王者には届かなかったが、絶大な人気を誇った関光徳氏は、フジテレビから

「一生面倒を見る」と言われたとか!?

氏のポーン戦の視聴率は歴代5位の64.9%と恐るべき数値だ。

 

現役の村田、井上らの頑張りがこの歴史ある「ダイヤモンドグローブ」存続の命運を握っている。

 

さて勅使河原弘昌のタイトル初防衛戦の相手は、比国国内タイトル三階級制覇を誇る元世界ランカー、ジェイソン・カノイ。

 

フライ級上がりの為、勅使河原とはフレームの差が有り、勝負は早いかとも思われたが、先手を取ったのはカノイ。

 

再三、勅使河原の左に右クロスを合わせてきたが、その一発が勅使河原のテンプルを捕らえるとタフな勅使河原の膝が揺れる。

 

オープニングラウンドにいきなりのピンチを迎えた勅使河原は、2Rは足と左でダメージの回復に努めたが、3Rからはいつも通りの強気の攻め。

 

但し迎え打ち狙いのカノイにとっては、望み通りの展開。

 

カノイは短躯なフレームながら、角度の鋭いパンチ。そして何よりも当たれ強くペースを渡さない。

 

それでも6R勅使河原は、カノイの弱点であるボディー攻めで追い込んだが、結局倒すことは出来ずに小差の判定勝ち。

 

ラウンドカットの放送なので、詳細は解らないが、勅使河原のアグレッシブさが上回っていたのは確か。

 

勝者勅使河原も課題が残った。

 

1Rの被弾で頭のスタミナも切れたという側面もあるが、余りに正直なボクシング。

 

身長、リーチで上回るカノイ相手。足と左でもう少し捌くボクシングを見せたかった。

 

性格上だろうが、余りに正直な正面突破。

 

攻撃に振り分けている為のローガードスタイルだが、世界レベルでは格好の的となってしまう。

 

ステップも早いので、サイドからの攻撃も出来るはずだ。

 

被弾時もタフさと精神力で耐えているが、タフな選手の「貯金」が渇水し、途端に打たれ脆くなっていった選手を何人も見てきた。

 

ハングリーな生い立ちと何と言っても輪島功一の弟子というサイドストーリーは、インパクト充分なプレミアム。

 

勅使河原弘晶。彼の殺傷本能は一番の武器だが、若干頭の切り替えも必要だ。

 

 

本日のジョギング距離:7km