昨夜の横浜二大世界戦以外の試合も簡潔に。

 

まず試合会場となった横浜文化体育館は、2012年7月の佐藤洋太VSシルベスター・ロペス戦以来約5年半ぶりの世界戦興行。

 

その昔花形進、カオサイVS松村、川島郭志、川島勝重らの世界戦。また内山がソリスを一撃KOした試合も横浜文化体育館で行われた。

 

キャパは約4000人程度だが、会場のどこからでも臨場感が有り、駅近も良い感じ。

 

今回の興行もフルハウスの満員で有った。

 

 

井上弘樹VS金ドンヒ

 

好センス井上。10戦目の相手は韓国王者の金。

 

韓国ボクサーらしからぬストレート主体の選手。

 

リーチも有り、それなりに怖いパンチを放つが、技術と動きで上回る井上がコントロール。

 

3度ダウンを奪い、4RTKO。

 

10勝(9KO)。対戦相手のレベルに物足りなさは有るが、来年の日本王座挑戦は楽しみ。

 

王者は細川バレンタイン。むらっけの有るバレンタイン。井上挑戦まで王座保持しているかな?

 

 

井上拓真VS益田健太郎

 

なかなか興味深いカードだったが、井上の完勝だった。

 

スタートからスピード、パンチの正確さ、ポジショニングで元国内王者を上回る井上。

 

益田も4、5Rと肉薄したが、以外は井上がペースを渡さなかった。

 

益田は右をアウトサイドから放つが逆に井上はインサイドから。

 

井上のポジショニングも有るが、益田の右が当たる感が無かった。

 

また益田の上体が突っ込んで来るが、井上は強い体幹でバランスを崩さず的確に迎え打った。

 

井上拓真はこれで10勝目を挙げたが、KOは依然2つのみ。

 

どのような相手にも対応できる地力は有るのだろうけど、決定力不足は否めない。

 

清水聡VSエドワード・マンシト(OPBF-Feタイトル戦)

 

OPBF初防衛戦の清水が何ともしまらない試合を演じてしまった。

 

確かに相手のマンシトは頭から来るやりにくい変則ファイター。

 

ただこの二線級の相手に清水は得意の左をアジャスト出来ない。

 

かろうじて今日は当て感があった右フックを強引にねじ込み、4度ダウンを奪い7RTKO.

 

あのロボットの様な動きはいつも通りと言えばいつも通りなのだが、この試合は特にバランスが悪くスピード不足も感じた。

 

それでもあの打ち方でも正確に右のナックルを当てる技術には、清水らしさを感じたけど・・・。

 

清水5勝(5KO

 

それにしても井上尚弥の異次元的強さ。

 

試合前父真吾トレーナーは井上尚弥のミット打ちで「頸椎」を痛めたという。

 

慣れた父でもミットで交通事故並みの衝撃を受けてしまう。

 

井上尚弥恐るべし。

 

 

本日のジョギング距離:これから