大阪で行われた完売ファイトは史上に残る興業となった。

まず山中慎介VSアンセルモ・モレノの再戦(WBC世界バンタム級タイトルマッチ)

1R、試合開始。
山中も良い右を打ってスタートも、前回微妙な判定を失ったモレノは、持ち前のディフェンシブなスタイルを捨て、前に出てくる。
このモレノの強気の攻め。左を再三アゴに食った山中は、少し効いてしまう。
但し2分38秒頃、 左カウンターをアゴにヒットさせ、モレノからダウンを奪う。このラウンドモレノが完全に抑えていたところのダウンは、3P分の価値がある値千金のもの。

10-8山中

2R、ダメージのないモレノはこのラウンドも強気で出てくるが、山中は良い右を突く。
モレノも上体を使い種類を変えた右を突いてくる。
ただ山中の居合抜きの様な左カウンターは怖いパンチだ。

10-9山中

3R、このラウンドも良い右を出す山中。相手の動き終わりへ左を打ち下ろすことを狙っているが、このパンチを放つ動作は速く可能性を感じる。
ただこのラウンドはモレノの動きが上回る。

10-9モレノ

4R、山中は相手の打ち終わりへの左打ち下しや間隔の早いワンツーは良いが、少し打ち気にはやっている感。
残り約30秒でモレノの右フックカウンターを食った山中はダウン。
1Rと逆のパターンでモレノも3P分相当のダウンを奪う。

10-8モレノ

5R、山中も気を入れ直し良い右とキレのある左をモレノへ集めるが、モレノの右フックカウンターを食らい、大きくバランスを崩す。
また終了前に左ストレートからの右フックの返しを食ってしまう。

10-9モレノ

6R、開始1分、ついに山中の左が火を噴く。
左をアゴに食らったモレノは赤コーナーへ吹っ飛ぶダウン。
驚愕の表情のモレノが山中のパワーを物語る。
なりふり構わないクリンチで何とかこのラウンドを逃げ切ったモレノだが、ダメージは深刻。

10-8山中

7R、開始25秒、山中の左カウンターからの右フックで今度は青コーナーへ吹っ飛ぶダウンを喫したモレノ。
完全に10カウントかと思われたダウンだが、モレノも意地で立ってくる。
但しすぐにコーナーへ詰められ、左を食ったモレノは腰から崩れ落ち、レフェリーはノーカウントで試合を止めた。(7R1:09TKO)

今日のモレノは怖かったが、よくぞこの難敵を倒したものだ。

やはり最後は山中の左が救ってくれた。

この試合は年間最高試合決定だろうが、日本ボクシング史上にも残るだろう試合。

またセミで長谷川穂積が奇跡の三階級制覇。

スラッガー、ウーゴ・ルイス相手にスピードと動きで上回る長谷川。       9R、左アッパーからロープに詰められ、ルイスの実に怖い攻撃を受けながらも全盛時代に見せていた強気の打ち返し。

このルイス戦では御法度の戦法だったのだろうが、結局この反撃がルイスの心を折った。

ルイスは10ラウンド開始のゴングに応じなかった。

これから深夜のフルラウンド放映を見るが、これも日本ボクシング史に残る試合。

まさか35歳の長谷川がウーゴ・ルイスに勝つとは・・・。

感動、驚愕の試合だ。

今日会場でこの神興行を体感した方々が本当に羨ましい。

この素晴らしき2試合を放映してボクシング人気が上がらなければ、嘘だ。

とにかくボクシングの神様に感謝すべき夜だった。


本日のジョギング距離:0km