大阪二大世界戦は、日本人ボクサーが明暗を分けた。

世界初挑戦の和氣慎吾は強打ジョナタン・グスマンと対戦(IBF SB級王座決定戦)

1R開始和氣リズム取り、探りの右。
但しファーストヒットで左を当てたかった。
和氣の中途半端なスタイルにノンプレッシャーのグスマンは、
セオリー無視の正面突破。左右のラフな強打を振るう。
右は実に硬そうなパンチだ。
10-9グスマン

2R、本日のグスマンのスタイルならカウンターを取れそうなのだが、ラフでノンストップの攻撃に遭い、和氣は戸違う。
バッテイング後の右でダウンを喫した和氣は出血。
一度目のダウンは軽かったが、二度目のダウン(右→左フック)は効いた痛烈なもの。
10-7グスマン

3R、こういう展開になるとグスマンも本来の上手いスタイルよりもワイルドに。
左フックを巻き込んだグスマンに和氣はこの試合3度目のダウンをカウントされる。
(やや不運)
10-8グスマン

4R、和氣もややラフに攻めていくが、相手パンチからの耐久性に欠ける。(上も下も)
グスマンの攻撃に顔を背けてしまう。
こうなると相手は楽だ。
10-9グスマン

5R,和氣の左パンチも入った後、グスマンは下がったが、これは誘い込みの作戦だった。
逆に右をヒットされる。
そしてまたも右を直撃された和氣は大の字になるダウン。
その後の猛攻を受け、ゴング後に左フックを食らった和氣は痛烈なダウン。但し流れの中?ということでお咎めなし。
10-8グスマン。


6R、和氣の左が入るが、その後グスマンはボクサースタイルへ。
更に和氣の左にたじろぐが、足とカウンター狙いのスタイル。
こうなると完全に和氣の勝ち目は消えた。
全体的にはグスマンだが、和氣の左にポイントを与えたい。
10-9和氣

7R、グスマンは余裕で相手を誘う。
和氣も細かいパンチで見せ場を作るが、終了前、右を貰いグロッキー。
10-9グスマン

8R、和氣の左→右フックも当たり、何気にグスマンの左目も腫れている。
それ以上に和氣の右目は酷い状態。
要所要所にグスマンのパワフルな右。
10-9グスマン。

9R、グスマンは足を使いボクシング。
右をヒットさせると和氣は相変わらず顔を背けてしまう。
また右を貰い、たたらを踏んでしまう和氣。
10-9グスマン

10R,このラウンドもグスマンはボクシング。
10-9グスマン

11R、ややテンポアップしたグスマン。
但し無理はせず、機を見てラフな攻め。
ボディーが効いた和氣がグスマンの身体にもたれ掛かると、目の腫れも考慮したレフェリーは試合をストップ。
何かダメダメなレフェリーだったが、最後のストップは良かったかな。

11RTKOでグスマンが新王者へ。

序盤で計4度のダウンを奪ったグスマン。
当然仕留めに掛かった為、ややスタミナを浪費したが、上手く戦法を切り替えたのはさすが。
序盤の攻撃時の迫力。特に右は硬質の痛そうなパンチだった。

ムニョスの様な完全なスタミナ切れも起こさなかったのは、グスマンのクレバーなところ。

和氣もあのまま序盤KO負けだったら、精神的にズタボロだっただろうが、反撃の兆しも見せられたたことはせめてもの救いだ。

但し両者の間には、かなりの実力差があった。

残念ながら最初で最後の挑戦だろう。

メインの井岡一翔は軟体動物の様な変てこなキービン・ララのタフさとノンストップ連打に手を焼いたが、最後は11RKO。(WBA世界F級タイトルマッチ)

随所に当て感の良さ、特に上体の柔らかいララの体が止まったところへの右。
また左ボディーは良かった。

バランスの悪いララとは好対照にバランスの良い井岡は、相手のパンチを貰うシーンでも
全く不安を感じさせない。

井岡なりに盛り上げてくれた試合であった。

課題はマッチメークのみ!

大晦日はエストラーダ戦の実現を切に望む。


本日のジョギング距離:0km