田中恒成がプロ5戦目でWBO世界ミニマム級タイトル獲得。

試合開始。予想通り両者のスピードは段違い。

田中の左は良く、のぞき見ガードのイエドラス相手に用意していたのであろう右アッパーをもねじ込む。

繰り出すコンビにも意志が感じられる。

足をも混ぜたこの波状攻撃は、スロースターターのイエドラスには効果的。2Rには右でイエドラスに踏鞴を踏ませる。

イエドラスも持ち前のタフさで前へ出て、何とか接近戦へ持ち込もうとプレスをかけ続ける。

このプレスに対し田中も安易な逃げをせず、打ち合いにも応じる気満々。

この田中のスタイルはイエドラス陣営に希望の灯をともし、最後までイエドラスも可能性を信じ戦った。

4Rはイエドラスの重い左右がヒット。

そして6Rは田中もまともに食らい、やや消耗した感が有りあり。

本来ならばサイドに回り、距離を捕るのだろうが、この辺がキャリア不足というか若さ。田中もムキになり打ち返すリスクの高い戦法をとる。この傾向は最後まで続いた。

7~12Rもイエドラスの土俵での戦いでは有ったが、田中の強引な攻め、また要所要所ではスピード重視の軽打の手数で、ポイント自体は渡さない。(最終ラウンドはイエドラス)

健闘したイエドラスはパンチは重いが、バランスの悪さ、下肢の硬さが致命的。

結果3-0で田中の判定勝ち。(私のTV採点では117-111で田中)

試合前の予想では、田中がスピードの差を利してアウトポイントするかと考えていたが、田中が意外な気の強さ、減量にも苦しんだのだろうが、スタミナの豊富さをも証明した。

ただやはり持ち味は、打たせずに打つスタイル。

こんな消耗戦を続けていたら、前途は厳しい。

理詰めの井岡一翔に比べて試合自体は、自ら作っていくタイプで面白い。

残念ながら夕刻の放映試合で有ったが、ゴールデンタイム放映でも訴求力は有る。

あと本日の放映が関東地区でも有ったのはありがたいが、ラウンド開始のラウンド表示が大き過ぎで、開始早々の交錯が見られない・・・。CBCさん是正して欲しいな。

最終的には、フライ級あたりで完成すると思われる田中恒成。

このクラスでの試合を何試合するかはわからないけど、5戦目で獲得した責務で、強豪相手と拳を交えて欲しい。


本日のジョギング距離:0km(久し振りに自転車トレ)