迷いながらも電車に乗った。
やっと嘘つきの町から脱出。
自分がいたニューデリー駅の近くだけかもしれないけど,とにかく嘘つきの多い町だった。
とにかく脱出できたので良しとする。
パキスタンビザを何処で取るかは決まらないまま。
バラナシに着くのは明日の朝五時(多分そうとう遅れる)約16時間ほどかな?
席はエアコン付きだと倍もするのでセカンドスリーパーにする。
都会からの脱出に心躍る。

何時もはとりあえず駅に行って切符を買って満席だったら一番低い等級の席(荷台にまで人が座っているカオス)に飛び乗ってバレたらお金を払う(確か普通料金の倍)しバレなかったらそのまま無賃乗車といくのだがデリーの駅にはツーリストオフィスが在る事を知り始めて挑戦。
見事に切符ゲット。
何時ものインド人との戦いの末勝ち取る切符よりは有り難みはないが、すごく楽だ。
これは使わないとそんだとまで思った。
とにかく明日出発が決まった。


急いで出て来たので冬の装備が無いがバラナシに荷物を置いてある事を思い出す。
一度バラナシに行き冬支度をする事にした。
昨日電車のチケットをとったので今からバラナシに向かいます。
デリーからバラナシまで16時間。
また長い移動だ。
朝目が覚めて外を見ると目の前に大きな砦が見えた。
直ぐに行きたかったが,腹ごしらえをして動物園を見て砦を見学した。
砦からの青い街の景色を見た。
次の日車をチャーターしてデリーの町に戻って来た。
次の日,昨日のお正月に満足してしまい。
砂漠を見るよりも青い街が見たくなって、ホテルのオーナーに聞いてみるとバスが出ているからそれでならいけるとの事。直ぐに準備をして夕方のバスに乗った。
バスは思った以上に快適で五時間何の苦労も無くジョードプルの町に着いた。
祭り当日。
今日はクラッカーの音がうるさいぞと言われていたが,本当にうるさい。
それにクラッカーだというから舐めていたらクラッカーとはどうやら花火の事で町中いたる所で花火が上がり続ける。
夕方になりホテルのオーナーにおせち料理をごちそうになり。
花火を見るために昨日のレストランに向かった。
すでに空は夜になっていて花火が奇麗だなと思うも束の間。
いきなり火事が起きるは花火が電線に当たって停電になるはでハチャメチャなお正月だった。
火事を起こした家の人々が呆然と家の前で立ち尽くす姿がやるせなかった。
デリーを出て18時間。夜出て次の日のお昼にはジャイサルメールの町に着いた。
ジャイサルメールの街に出るといきなり洗礼を受ける。
インド名物客引き
無視していたら警察にこいつの車に乗るようにと言われて素直に乗ってホテル探し。
ホテル探しはなかなか旨くはいかなかったが何とか城の中のホテルの落ち着く。
すぎに砂漠に行こうとするがホテルのオーナー(何時も横になっている、接客も寝たきりだ)に明日はドュワリ。インドのお正月だよそんな日に砂漠に行ってどうするんだと言われて確かにと砂漠行きを延期。
夕方。町を一望できるレストランを見つけてそこで夕日を見た。
明日はインドのお正月。それが楽しみで仕様がない。

何とか電車に乗り込んだ。
デリーからジャイサルメールまでは18時間。
席が隣同士になった家族との交流のもと寝た。
インドについてから睡眠だけは取れている。
お昼頃に起きて駅に電車の切符を取りにいこうと思っていたが面倒くさいのでホテルで頼む。
どう考えても倍はするだろう値段だったがそこで切符を取る事にしてまた寝た。
その夜に砂漠の町への旅を始めるために近くのニューデリー駅に向かったがチケットがオールドデリーからの出発で,どう考えても間に合わないので諦めてホテルに帰って寝た。
切符がだめになったので行き先を変えてインドの端の端の砂漠の町ジャイサルメールの切符を買う事にしてニューデリー駅に行ったらオールドデリーに行けと言われ面倒くさいので高い事は分かっていたがツーリストオフィスに行って切符を買ってまた寝た。
明日から旅を始めよう。
色々あったが何とかデリーに到着した。
空港を出る。
自分の知っている他のどの国よりも強い、人間の匂いがする。
インドに帰って来た。
あまりこの疲れた状況でインド人と触れ合いたくないので直ぐにタクシーに乗り。
安宿が集まっているという パール ガンジー(あっているか分からないが) とやらに行って見る。
直ぐにタクシーの運転手が「ホテルは決まっているのか?」だの「ツアーはどうだ?」とか聞いて来る。
良く聞く話だがデリーはこの手の詐欺が多いようだ。
ホテルは正規の値段の何倍も要求して来たり。
ツアーに至っては、ツアー会社にいきなり監禁されて法外な値段を要求され。それを受け入れるまで外に出してくれないと聞く。
ちなみに自分よりも旅慣れている旅人がその詐欺にあってツアーを決めてしまったのだからそうとうなのだろう。
その彼が言っていた事を思い出す。
「もうお金で済むならお金で済ませたい。そう思った。これ以上こいつ等と話したくないと思ってツアーを組んだよ」
さすがにそれは嫌だけどホテルぐらいならだまされる振りをするのも楽しいかもと「ホテルはまかしたと言ってみる」
そうすると乗り乗りでホテルに案内してくれるのだけど、インドを離れてずいぶん立つが高い事は分かるし裏路地のどう見ても怪しい所にしか連れて行かないので、怒って一人ですたすた歩いて運転手とバイバイした。
と言ってもこの裏路地加減は気に入ったので運転手が案内したホテルの5メートル先のホテルに入って値段を聞いてずいぶん安くなったので決めてその日は何処にも冒険しないで寝た。