今日は父と、借地人の家に行ってきました。
以前記事にした例の再建築不可物件のBさんです。
再建築不可の可能性について話をしましたが
仲介さんが心配するようなことはなかったです。
それを承知で買いたいみたいです。
ただ、朗報は、測量士の方が送ってくれた測量図をみると
Cさんが土地を購入したとき、セットバックしていたんです!
(測量資産曰く、工事が甘くて、実は8cm足りないんですけどね・・・(爆 )
一応、4m確保するほうにセットバックされている。。。と。
なので、Bさんも建て直しをしたい場合は、Cさんに合わせてセットバックすれば
建築許可申請が通る可能性が大です、と。善意の市民ですしね。
しか~し!!
遅い、遅すぎる!!
こちらもう、底地を一括で買い取ってくれる人(業者ではなく個人)がみつかり
話をすすめていたところで。。。。
やはり、地主が変わるというのは、かなり不安になるんですね。
「’売る’と手紙に書いてくれていたら、すぐに買うと返事したのに」ですって。
私の心の中↓
いや~~、かなり遠回しだけれども
今まであんな手紙出したことがないですし、簡単なことなら電話で連絡してました。
この度は、ご購入していただければと思い、お手紙を差し上げました、などと
何かにおわすような感じぷんぷんの文章にしておきましたよ。
買う買わないは別としても、
買いたい気持ちがあるのだったらきちんとその意思表示をしてくれないと。
父曰く、Bさんは今までも何回も買うチャンスがあったのに、毎回、今回はいいです、見送ります、とか
今はお金がないから今度にします、とかでいつもいつも結局買わない人だったとか。
「別の方になると、どうなるんですか?!」
「大丈夫なんですか?!」
奥様がご主人に
「ほ~ら、あなたが、いっつもそうやってもたもたしてるから、後手後手に回るのよ・・・・」と
いらついていました。
しつこいくらい、「今からでもどうにかなりませんかね~」と言われましたが
「今度新しく地主となられる方は、業者でなくて、個人の方ですし
私もBさんが買いたいといっている旨はお伝えしてお願いしておきますので」と言って
丁重にお断りさせていただきました。
Bさん宅は初めて訪問しましたが
奥様には「あら~!あなまりあちゃん、子供の時以来だけど、何となく雰囲気は残ってるわね~。すっかりきれいになって~」といわれました。
祖父の時代は、毎年、年末になると、やたらとお歳暮というものを持ったお友達が次から次へとたくさんきて、
わいわい楽しそうに話をしていて、祖父はずいぶん友達が多くて人気者だな~と思っていた私でした。
もちろん土地をかしているため、時代をおさめにきた人たちだとは知りませんからね。
そういう経緯もあり、この先ずっと底地を持ち続けても
やはり長年のつきあいがある借地人の方には情があって強くは出られません。
Bさんはともかく、他の方は、ご主人がなくなったあと借地だとは家族は知らなかったので2年間滞納されたり、
借地人の方がお亡くなりになったあと自動的に土地が戻ってくればいいのですが、相続人の方と連絡がとれない、その間ずっと地代もはいらず、かといって上物を撤去することもできず、そのためにいろいろ手続きをとったり、というリスクもこれから発生する可能性もありで、
やはりそうなる前に一番先に処分するべきは底地なんです。
借地人の方が買ってくれるのがベストなんですけど。。。。
Bさんの場合は、ホント、間が悪いです。
もう遅いので、所有権が移るのはあと4か月後くらい、新しい地主さんから連絡がきたら
その時に買いたい旨を言ってみてください、と言っておきました。