古代エジプトの墓室天井に多数のロータス紋が描かれているのを初めて拝見し、その重要性の大きさに驚かされました。エジプトではロータス紋が特別な意味をもつことは知られていますが、天井一面に表現されるほど重視されていた点は非常に興味深いものです。

 

 

 

 

 

 

私はロータス紋が日本の菊花紋と同様に 八咫鏡の象徴であり、再生・復活のシンボルとして理解されていたと考えています。なぜこの形がそのような意味を担ったのでしょうか。

 

 

 

ロータス紋の形態は、トーラス構造を真上から見た形に相当します。また、ロータス紋の間に描かれる渦巻文様は、トーラス中心部における エネルギーの流入と解放を表現していると解釈できます。トーラスの中心には渦が巻いており、その動態を平面化したものが渦巻文様だと考えられます。

 

 

 

 

古代エジプトの絵画は立体的な表現を用いないため、トーラスのエネルギー循環を平面的に分解し、ロータス紋(上面視)と 渦巻文様(中心の動態)を別々に描き分けたのだと推察されます。