諏方大社の御柱祭では、7年ごとに山からモミの木を切り出して御柱として運びます。
上社の御柱には、運搬の際に 目処梃子(メドテコ) と呼ばれるナラの木が取り付けられます。
八ヶ岳の火山灰地は古くから足場が悪く、御柱を運ぶのは困難であったため、この梃子が重要な役割を果たしてきました。

 

 

 

この目処梃子の V字形 に氏子の男性が乗り、御柱は引かれて進みます。
V字と御柱の直線軸が組み合わさることで、全体は 「三叉」 の形を成します。

 

 

 

 

 

この三叉構造は、以前に考察した カエルの三本指 と響き合い、
さらに オリオン座の三角形と小三ツ星 の配置とも共鳴します。
左右の御柱の端に形作られた造形は、
トーラス構造の中心におけるエネルギーの流入点・流出点の三叉構造
そして中央の直線軸と深く対応しているように見えます。

 

古代の諏訪地方の人々は、自然のエネルギー循環を感覚的に理解していたと考えられます。
その理解が、目処梃子を付けた御柱の形態に象徴的に表現されているのではないでしょうか。

 

次回は、この象徴構造についてさらに詳しく考察してみたいと思います。