古代エジプトの「太陽の舟」について、改めて考察してみます。
以前、私はオリオン座の形が太陽の舟の原型ではないかと考えましたが、この頃、古代エジプト人が二艘の舟を別の観点から理解していた可能性にも関心を持つようになりました。
ギザのピラミッドからは二艘の太陽船が発見されています。いずれも船首と船尾が反り上がり、前方には柱状の高まりがあります。これはナイル川を航行する際、パピルスなどの植物を避けるための構造だと説明されることが多いです。壁画に描かれる太陽神ラーの舟も同様に、前後が反った三日月形をしています。
この形はしばしば「霊魂や神霊を受け取る器」と解釈され、神々の頭上の角や羽根も同じく“神霊を受けとめる器”と理解されることがあります。しかし、私は以前から「なぜ太陽の舟という名称が生まれたのか」に疑問を抱いていました。太陽は自ら東から昇り西に沈む循環を行うため、舟に乗る必要はないように思えるからです。
そこで私はこの頃、「八咫鏡の構造」「地球を取り巻く磁力線」「トーラス構造」といった自然の形態から、古代人が太陽の舟を着想した可能性を考えるようになりました。八咫鏡の中心の円形を太陽円盤と見立てると、その左右にある円は地球磁場の左右の磁力に対応します。これらの円はトーラス構造のエネルギーの流れであり、中心へ向かって回転する力を象徴します。
上の図像を重ね合わせると、中心の黄色い円が太陽円盤(太陽)、左右の赤い部分が舟に相当するように見えます。つまり、太陽円盤(太陽)が舟に乗っているように見える形が「太陽の舟」という象徴を生んだのではないかと考えています。
さらに、トーラス構造の中心部を通過する際には、オリオン座の舟が対応すると考えています。中心部は上下に結合した二つの三角形(円錐)で表され、これはオリオン座の二つの三角形的構造と響き合います。古代人はこの宇宙的なエネルギーの流れを感覚的に理解し、それを太陽の運行と重ね合わせて二艘の舟の概念を生み出したのではないかと推測しています。
太陽の舟については詳細な説明が残されていないため、以上は現在の私の推測に基づく考察です。
※ 八咫鏡の構造はカタカムナ研究家吉野信子氏の著書より






