縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺物には、土偶や埴輪、壁画などに〇(円)や△(三角)の文様が非常に多く見られます。 特にお墓や祭祀に関わる場所には、これらの形が頻繁に登場しており、古代の人々が〇と△の関係性を非常に重要視していたのではないかと私は考えています。
また、光に関する意識も非常に高かったように思われます。 たとえば、夏至や冬至といった太陽の動きに合わせて、特定の時期に光が墓の内部に差し込むように設計された古墳や石室が存在します。 これは、太陽の光を通して死者の再生や魂の循環を表現しようとした試みだったのではないでしょうか。
私はこの「形と光の関係」を身近なもので実験してみました。 直角に交わる壁に懐中電灯の丸い光(=〇)を当ててみると、壁の角(=△)に光が当たったとき、如意宝珠のような形が浮かび上がりました。 さらに、懐中電灯の角度を少し傾けると、今度はハートのような形が現れたのです。
このように、〇(光)と△(構造)の関係から、如意宝珠やハートといった象徴的な形が生まれることに気づきました。 如意宝珠やハートは、古代から「宝」や「幸運」「愛」「生命力」の象徴として人々に親しまれてきました。
光は、私たちの生命の存続に欠かせない存在です。 だからこそ、古代の人々は光の形や動き、そしてそれが生み出す象徴的なかたちを通して、生命の神秘や宇宙の理を表現しようとしたのではないでしょうか。
このような視点から、古代の文様や遺構に込められた意味を読み解いていくことは、私たち自身の根源的な感性や祈りのかたちを見つめ直す手がかりになるように思います。







