イスラエルの国章にも描かれているメノラーの形について考察します。
メノラーは燭台であり、光の源である神ご自身を象徴する実物的な聖具です。
さまざまな形態が存在しますが、定型的な形としては、中心に一本の直線と、左右に三本ずつの同心円状の半円が広がる構成が一般的です。最上部にはロウソクを立て、光を灯します。
この形の意味については多くの説がありますが、私自身が納得できるものには出会っていません。
メノラーの製作には細かな規定がありますが、ここでは全体的な形状そのものから意味を考察してみたいと思います。
私はこのメノラーの形が、「八咫鏡図象」から派生したものではないかと考えています。
「八咫鏡図象」は、世界的に知られていた形である可能性があります。なぜなら、太陽の形は変化し、日暈(ひがさ)という現象として世界中の人々が目にしていたからです。
一般的な日暈は太陽十字の形をとりますが、もう一つの形として、内かさ・外かさを伴い、八方向に線が伸びる日暈があります。
私はこの形をもとに「八咫鏡図象」を考案しました。
この八咫鏡図象の下半分(赤い線で表した部分)こそが、メノラーの原形であると考えています。
古代の人々は、日常的に太陽の形に触れる機会が多く、日暈の変化する形を重要視していたはずです。
世界的に太陽信仰は盛んであり、特に日暈と雨の関係を示す形には、魂を惹きつける力があったに違いありません。





