これは、以前近所にあった
銭湯の煙突です。
今は廃業し、居宅になったので
存在しません。
日没まぎわのマジックアワーに
スマホで撮影しましたが、
振り返ってみたら
シルエットで銭湯♨️の
煙突を見る機会は
ありませんでした!!
理由として
山坂が多い横浜の住環境の
せいも一部ありますが、
じつは
カメラマン自身が
被写体の魅力に気づかない
ということが多々あります。
写真は撮影するカメラマン自身が
日頃何を考えているかで、
被写体を見る目が曇ってしまったり
晴れたりもしします。
そもそも論として、被写体の良さに
きづかないという話はホントに
よくあります。
見えていないものには、
反応のしようがありません。
これはわたしの体験から言えますが、
メンタル的に「拗ねている」ときは、
目が歪んでしまい、
モノが見えなくなってしまうことが
多くあります。
目以前にまず
心の土台を整えてあげることは
必要だなと心底思います。
いわゆる裸眼視力やカメラ機材の
優劣の話ではありません。
たとえばアマチュアは
何かと「見栄」で
動きがちです。
所有するカメラのラインナップを
いかに高額な上位機種で
固めるかに執着します。
にもかかわらず、肝要なレンズ
選択をお留守にしたり
暗いレンズ(=安物)ばかり
で画がよくならないばかりか
前提となる撮影者自身のマインドを
磨きません。
「写真がうまくなるには、写真以外の
勉強をするべきだ」と言った
カメラマンがいますが、ホントに
その通りだと思います。
いま、スマホの影響からか
街を歩いていて、前どころか
左右も見ず、人のいる方に
突っ込んでくる
歩行者、自転車が普通に
現れるようになりましたが、
根本的に同じ現象だなと
思ったりします。
いまだに
急いで、急いで、急いで!
または、
カネ、カネ、カネ!
と、自身のことばかり考えるくせが
ついているんだと思いますが、
きっと余裕がなくて
目が歪んでるんでしょうね。
まぁその状態になっても気づかないのは
その人の問題。
しかたないです。
で、写真の話に戻りますが、
プロアマの差というのは
究極のところ、しっかりした
撮影マインドの土台の
有無に尽きると思います!!
自分に対してより高い関心を持ちつつ
被写体に対する好奇心をベースに
ささっと撮る行動力。
その違いですね。
アマチュアは、他者との比較ばかり
しがちで、機材自慢、アングル自慢に
落ちがちなんです。
内側との対話がなく、おのずと
被写体の観察も上っ面だけに
なりがちです。
そういう人の吐く典型的なセリフは
「先生がこう撮れと言ってた」
被写体を捉えるチャンスはホントに
一瞬なので、頭の中に他人を住まわせては
撮れなくなるばかりです。