京急では、朝晩の混雑時間帯に
私鉄では最長になる12両編成の列車を
運行しています。
昭和40年代からつづく伝統のような
ものですが、ホームの有効長の関係で、
横須賀方面は8両以上の列車を走らせられません。
そのために、上り列車では
途中の金沢文庫駅で
8両編成と4両編成の車両の増結を
行います。
下り列車は逆に、4両を切り離します。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、
その作業風景をごらくださいませ。
作業全体では1分以下の早業です。
この車両の管理、つまりポイント操作や
信号機の転換はなんと!!京急の運輸司令の
職員が目視で行なっています。
JRはこの作業がすべてコンピュータ化されているのですが、設定についての考え方が国鉄時代から変わってなくて、めちゃくちゃ遅いです。
横須賀方面からきた上りの特急がすでにホームで待っています。
誘導の職員が、手旗で停止位置付近の目安となる赤旗を出しています。
車庫で待機していた増結車両が
ホームに入ってきました。
係員の手旗による誘導で、増結車両が近くまでやってきました。
赤旗の位置で一旦停止です。
見えにくいですが、あと1mというところで一旦停止。
再起動ののち、増結完了。
子供たちの陰に連結器が隠れていますが、
これで増結作業は完了。ドアを開けて、発車時刻になったら出発です。
この写真の例は上り列車なので、終点の品川まで12両で走り去っていきます。
京急では金沢文庫だけでも1日にこんな作業を何十回と行います。
ほかにも品川や神奈川新町、京急川崎でも
こういった作業があります。
つねに時刻厳守の縛りがあり、長時間勤務でかなりたいへんですが、現場の方々には頑張ってもらいたいものですねー。
おまけ:
浦賀駅で800形の撮影中、風に
あおられて、ハンドタオルを
軌道内に落としてしまいました。
駅員時代にお客さんの落し物を
拾う作業の経験はありましたが、
自分が落としたのは人生初の出来事
でした。
豪雨吹きすさぶなか、じつにこっぱずかしい体験でしたが、
損していい!の一言であっさり解決させていただきました。
対応していだいた京急の職員さんには
感謝しています。
読んでいないと思いますが、
ご対応、ありがとうございました。
その浦賀駅では、こんなのを撮ってました。
800形の引退まで1週間を切りましたが、なんとか絵といえる
絵が撮れました。
風邪引かないようにもうさっさと
帰ります!
笑)