何とか私立大学入試に合格した、都立高校に通う長男。
それほど難易度の高い大学ではない。
それでも彼の通う高校の同級生の中では、ある程度評価できる大学です。
パパもママも妹も、家族みんなが喜んでいます。
本人がもちろん一番うれしいだろうけど。
しかし今になって、ママはすごく不思議です。
正直息子が、中高と真面目に勉強していたわけではない。
普段の中間テスト、期末試験もほとんど勉強していなかった。
いつも一夜漬けか、ノーベンで受けていた。
高校1年の時なんか、クラスでほぼ最下位。
彼より成績の悪い生徒は、不登校の子だけでした。
2年から文系理系に別れてからも、クラスの中の順位は悪い方三分の一に入っていた。
実際に受験勉強を始めたのは、3年の夏休みも終わりになってから。
実質5カ月間くらいしか、勉強していないよなあ。
余程効率的に勉強していたのか?
自分に合った大学や、入試形態を選んだのがよかったのか?
とにかく受験って、情報戦なんだなあ。
真面目に基礎からなんてすっ飛ばして、自分の得意分野しかやらなかった。
合格点ギリギリさえ取れればいいから、難しい範囲には最初から手をつけない。
確実に自分ができる問題にだけ取り組む。
コスパのいいテストへの取り組み方が、功を奏したんだろうなあ。
自分で工夫して、自力でやり遂げたから合格できたんだろうか。
頼りにならない親や、教師などの言葉に惑わされなかったのもよかったのかな?
大人が懇切丁寧に指導した受験生の方が、自分で頑張る力を失ってしまうようなものなのかな。