僕がメインで使用している鏡筒はKenko SE120です。接眼部には少しガタがあり、ドローチューブを繰り出した状態で力を加えると少し動きます。当然、光軸がズレるので良くありませんし、そもそも電視観望でカメラ等を装着すると結構な重量になるので壊れないか心配です。
 
恐らく、眼視用の接眼レンズを装着することを想定していて、カメラなど重量のある機器は想定されていないと思われます。これまで、電視観望で重量のあるカメラ等を接続して運用していたので、ガタが出てしまったのだと思います。
 
とくに、惑星を高倍率で観望する際は、バローレンズを装着するため、接眼部に接続する機器は結構な重量です(下の写真)。
 
まずは、ガタつきをなんとかしたいと思い、調整できないかマニュアルを見てみましたが、接眼部の調整については、一切記述がありませんでした。他のSE120所有者のブログやツイートを見ていると、どうやらプラスチック段ボールのようなもので摩擦具合を調節しているようです。もはや調整シロはないのか・・・とあきらめかけていたのですが、こちらのブログで調整方法について記載されているのを発見しました。接眼部のネジ穴の奥にある六角ネジの締め込み具合で調整が可能なようです。早速試してみたところ、見事ガタつきが収まりました。
 
次に、接眼部にこれ以上負荷をかけないよう、ひと工夫しました。接眼部を一番縮めた状態にしておいで、ヘリカルフォーカサーでピント調節することにしました。
 
実際に接続した様子↓

 
こうすることで、重たい機材を接続しても、接眼部にかかる負荷を小さくできると思います。購入したヘリカルフォーカサーはSVBONYのこちらです。接続部の形状ちがいで数種類が存在しますので、自分の接続部の形状に合わせたものを選択できます。

 

このフォーカサー、動きがスムーズで、一度ピントを合わせるとズレもなく、使いやすいです。