ZTF彗星C/2022 E3が地球に接近しており、話題になっています。彗星といえば、もう3年前になりますが、Borisov彗星が飛来したときは観望にトライしましたが、うまくいきませんでした。 

 

 

 

 

 

彗星は、地球に接近している短い期間しか観望のチャンスがなく、その上不規則な移動をするので、他の天体を観測する場合と比べて、かなり勝手が違います。 

  

彗星を観望するには、まず第一に位置を把握する必要があります。手軽に彗星の位置を確認するには、ビクセンのスマホアプリComet Bookがオススメです(Android、iPhoneのアプリストアから無料でダウンロードできます)。尾の長さや向きも視覚的に確認できます。今後、ZTF彗星は、概ね東から北を通って北西に移動していきます。ちなみに、僕の観測ポイントは、北~北東が死角になっていて、2月ごろにならないと観測ができません、残念。 

  

AZ-GTiを制御するSynScanProですが、Android版では「Comet」を選択すると一覧の中からZTF彗星が選択できるのに、Windows版ではカタログの更新がうまくいかず、彗星がひとつも表示されません。SynScanProでZTF彗星を導入できたら、その後は「トラック&ポイント」機能で追尾可能なようです(彗星は様々な軌道で地球に近づいてくるため、「恒星時」のような決まった動きでは追尾できません)。2月になったら観測してみたいと思います。