AZ-GTiの制御ですが、スマホを使って、WiFi経由で行っている人が一番多いのではないでしょうか。

先日の記事に書いたようにプレートソルビングなどを行う場合は、スマホではなくPCから制御する必要がありますが、この時もWiFi経由で使っている人が多いと思います。

僕もWiFi経由でPCとAZ-GTiを接続していましたが、この場合、①WiFiが時々切れることがある、②PCをネットに接続できない、という不便なことが起こります。

①はごくたまにですが、スマホの時でもPCの時でもWiFIが切断されることがあります。AZ-GTiの電源を入れ直さなければならないときもあり、アライメントも狂ってしまうのでかなり時間をロスします。

②は、PCのWiFiがAZ-GTiに接続してしまっているのでその間ネットに接続できず不便です。PCとAZ-GTiを有線で接続しておけば、PCはWiFi経由でネットが使えますので、天体観測中に、星についてちょっと調べたくなったりしたときに便利です。

というわけで、PCとAZ-GTiを有線で接続してみました。

やり方はとても簡単で、Sky Watcher SynScan USB (https://www.syumitto.jp/SHOP/SW3040020196.html)を買ってきて接続するだけです。


<接続方法>
①AZ-GTiとSynScan USBを接続。SynScan USBとPCはUSBケーブル(別途準備)で接続。(USBケーブルはPCとプリンターを接続するときに使うような一般的なもので、100円均一にも売っています。)

 

②PCでSynScanProを立ち上げて、「設定(歯車マーク)」→「Connect settings」と進み、「シリアル」をクリックしてCOMポートを選択すればOKです。


*COMポートの選択ですが、最近のPCにはCOMポートがほとんど搭載されていないので、「SynScan USB」を接続しているポートしか表示されないと思います。もし、COMポートが複数表示された場合はどのポートにつながっているかデバイスマネージャーを開いて調べます。「Prolific USB-to-Serial Comm Port(COM*)」と表示されているポートが「SynScan USB」のものです。多くても2,3個だと思いますので、面倒な場合は総当たりで試してもいいかと思います。

*もう一度WiFi接続に戻したい場合は「Network」をクリックすればOKです)