前回の機材を使って、実際に観望する準備をします。
カメラの画像の処理は、PCを使ったSharpCap(ダウンロードはこちら)等によるライブスタックが主流かと思います。早速、SharpCapをインストールいて試してみましたが、動きが結構もっさりしています。また、ノートパソコンを持ち出すとなると、電源の確保なども必要になってきます。もっと手軽にできないものかと探してみると、ZWO社からASIシリーズ用のAndroidアプリが出ているのを発見しました。
このアプリがなかなか優秀で、スタック処理はできませんが、露光時間とゲインを簡単に変更できます。なにしろ、片手に収まるスマホの中でサクサク動いて快適です。
架台のAZ-GTiもスマホから制御します。スマホに導入用(AZ-GTiコントロール用)とカメラ用(ZWO ASI用)のアプリをインストールしておけば、アプリを切り替えてスマホ1台だけで運用ができます。
AZ-GTiコントロールはWiFi接続、ZWO ASI385MCコントロールはUSB3.0の有線接続です。スマホにはUSB-CやMicro-Bなど小さい端子しか対応していないので、ZWO ASI385MCの接続にはOGTケーブルが必要です。アマゾンなどで安価で入手できます。
昼間のテストですが、AZ-GTi、ZWO ASI385MCともに、スマホ1台で快適に制御できました。