僕たちゲイには不倫という概念がない
だって、どんなに長く付き合っても結婚はしないし、まず子供という存在がない
僕は小学校4年の時、両親の喧嘩を見た
母親曰く、父親が浮気をしたからだ
その時から父親による母親への暴力が始まった
毎日のように母親は泣き、たまに殴られるから、生傷は絶えなかったらしい
大きい声で怒鳴られて母親は泣き叫ぶ
その声を二階の自分の部屋で聞き、僕自身布団の中で泣いていた

母親が泣きながら、僕に愚痴る
『父親は悪い人
殴られて、蹴られてお母さんは情けないよ
でも、あんた達がいるからお母さんは耐えるね
お母さんはあんた達だけが頼りなんだから』

小さい頃の頭だから、僕の中では『父親=悪い人、僕たちを苦しめる悪い人』と植え付けられていた

それと同時に悲しみから逃れる術を覚えた
物事を深く考えない
辛いことがあったら直ぐに逃げ出す

今になってそれが仇になってる
考えなくていい軽い物は対処できるんだけど、飽和量越えちゃうとポロボロになっちゃう
それが、アメブロを始めたきっかけで、皆に愚痴を吐き出し、慰め励ましてもらった

そのおかげで、今は愚痴の数が減った
つまり対処方法を取れるようになってきた
あいつの事を忘れる
愛しているっていう気持ちを押し殺す
ただの同居人と考えるよう努力してる
不健康なんだろうけど、それをあいつは望んでいるんだし、そうすることで、なんとなく均衡が保たれてる
ちょっと触れれば直ぐにバランスを崩してしまうような均衡が


冒頭に書いた不倫の話し
あいつは今、不倫をしようとしてる
もしくはしてる
子供もいる相手と…
以前から言葉の端々に不倫してるっぽいことを匂わす発言をしていた
僕がそれに対して切れた事があって、冗談だと濁された

でも見ちゃったんだ、あいつの携帯メール
相手からのメール
『愛してると言われて嬉しかった』
僕が一生かかっても言ってもらえない言葉

悔しかった
本気で悔しかった

旦那も子供もいて、さらにあいつの愛情さえも奪っていった

僕が今できること
それは、あいつが一生をかけて守っていける相手に巡り会うことを願うだけ
なのに、なんで不倫なんて不幸せな行為を選ぶんだよ
どうして僕を苦しめるんだよ

最悪な物見ちゃったな
なんであいつの携帯見ちゃったんだろ
いけないと思って見ちゃった
見る行為が最低なのに、ただのヤキモチからしてしまった
僕にもたらした結果は悪いことばかり
今更ながら思う
見なきゃよかった
馬鹿だなって思う
人間の嫉妬心って醜いね
僕もその嫉妬心から犯してしまった罪
その罪に対する罰がすぐこの身に起こったんだね

ごめんなさい