BOSS Booster/Preamp BP-1wレビュー | 静寂の中の雑音

静寂の中の雑音

ただの感想文。自己満足の忘備録。

ファーストインプレッションは書きましたが、改めてレビュー的な感想文を。




KATANAアンプの音質補正用(アタック感の緩和)に掛けっぱなしで使う目的で試してみたいと思い入手。


もともとWay Hugeのケンタ系ペダルCONSPIRACY THEORYを使っていて大きな不満は無かったのですが

BP-1wのコンセプトに対するトキメキに勝てず入手した次第。


別段CE-1、RE-201のプリアンプサウンドを求めていた訳でも、フルシアンテの音を目指している訳でもなく。


ただ、CONSPIRACY THEORY の代わりになるKATANAアンプに対して掛けっぱなしで使うためのエフェクタには興味を張ってまして。


•LCA_12AX7BB真空管バッファ

•29Pedals_EUNA 

•Xotic_Super Sweet Booster


その他諸々、バッファブースタ系は興味はあるものの入手には至ってないのですが

それらに比べてBP-1wで良いなと思ったのがLEVELとGAINが付いておりサチュレーション感を付与する使い方が出来ること。


まぁあとはBOSS愛ですね(KATANAアンプとの相性が悪いことは無いだろう、と)



BP-1wの機能の説明はオフィシャル情報など見て頂ければいいと思いますので、あくまで私の使用環境での使い勝手レビューになります。


つまり掛けっぱなし、その名の通りプリアンプ的に使うことが大前提で、

ブースターや単体歪みとして使うことは試してません。



まず、これまで使っていたCONSPIRACY THEORYと BP-1wの違いについて。




CONSPIRACY THEORYは柔らかく滑らかな、滲むような歪みが付加される感覚。


トーン(TREBLE)を上げても音は明るくなるものの鋭いエッジは出ずに柔らかな歪み感のまま。



それに対してBP-1wは密度の高い、細かく鋭いエッジが立った歪みが付加される感覚です。


どちらも歪み出す寸前の飽和感を得られるのですが質感が異なり、イメージで語ると

CONSPIRACY THEORY はブリティッシュ、BP-1wはアメリカンなサウンドに感じます。


BP-1w(のCEモード)はOne ControlのLittle Green Emphaserに効果は近しいですが、もっと音の粒が細かく密度が高いサウンドで

それ故にKATANAアンプとの相性が良いように思います。


BP-1wはONにすると音圧がぐっと上がるんですよね。それが密度の高さから来るものだと感じてます。


加えて、音が早くなる感覚もあります。

ブティック系でよく評される、ピックが弦に触れる前に音が鳴る感覚。

大袈裟のようですが個人的には驚いたポイントです。


では、BP-1wの各モードについて。


CE/REモードともに全域の密度が上がるとともに、

CEモードではハイミッドが、REではローミッドがプッシュされるので

CEモードは煌びやか、REモードはファットなサウンドになります。



バッファ切り替えに関してはVINTAGEにするとがっつりハイ落ちします。

(以下、STANDARD=STD、VINTAGE=VTG)


ハイ落ちと言うよりハイカットされるというほうが個人的な表現としてはしっくりくるのですが

音質はクリアなままにハイがなだらかにカットされた丸いサウンドに変わります。

(ハイ落ちって言うと篭ったモコモコな音の印象ありません?)


ピックアップで例えるとアルニコ5とアルニコ2の違いみたいな?なんとなく、ですが^^;


個人的にREモードでVTGバッファはローミッド主体の音になりあまり好みの組み合わせではありませんでしたのでほとんど試してません。



ハムバッカーのギターに合わせる際は


•CEモード+STDバッファが基本。煌びやかな倍音のエッジが加えられて好みの音になります。

(CONSPIRACY THEORYでは音が明るくなるが煌びやかさは出せなかった)


•REモード+STDバッファはハイのギラつきを抑えたいとき。

ギターによってはクリーン/クランチをセンターで弾くと重たくなるのですが、

リアで弾いても質量感が増すため細さを感じなくなります。


•CEモード+VTGバッファは柔らかい音を出したいとき。

いつも弾いている感じからするとハイが引っ込んでちょっと物足りなく感じてしまうのですが優しく弾きたい曲には良いです。



続いてシングルコイルに合わせる場合、


•CEモード+STDバッファだと、特にmomoseストラトだと耳に痛い部分が出てしまいます。


なのでちょっとこの組み合わせは厳しいかなと思ってたのですが

ギター側のトーンを少し絞ることで耳の痛い部分をすっと削ることが出来ることを発見。


REモード+STDバッファは厚みがあってハイも感じられてシングルコイルではこちらがデフォルト設定かな。

軽く煌びやかに鳴らしたいときにはCEモード+STDバッファでトーンを少し絞るのが使えます。


CEモード+VTGバッファはシングルコイルのギラついた部分が緩和され弾きやすいサウンド。

ですがやっぱりちょっと物足りなさを感じてしまうもののサウンド的には心地良いです。


こう考えるとハムにもシングルにも同じ設定で対応出来るCONSPIRACY THEORYはバーサタイルな優秀なペダルだと改めて良さを再認識した次第です。



BP-1wはセッティングによって弾く曲に応じた音を作れるのと、

音が早くなったような反応性の高さが良いですね。(弾くのが難しくなった感ありますが)


音を録ろうかと思いましたが以前上げたときと印象は変わらずなので割愛。

気が向いたら違うギターで録ってみようかな。
『【印象訂正】BP-1wとKATANAアンプの相性』今週末は毎年恒例、長野へりんご狩りに行ってきました。土曜日はまさかの雪。毎年この時期に行ってますが雪が降ったのは初めて。日曜は一転晴天で心地良い気候。朝、旅館…リンクameblo.jp



CONSPIRACY THEORYも捨て難いのですが今のところBP-1wを楽しもうかと^_^