ご報告が遅くなりましたが、7月の訪問レポートになります。
元気ではあるのですが、少し心配な面がありました。
暑さには弱いアルドワーズですがそれでも毎年なんとか無事に夏越しできていました。
が、今年は少し様子が違っていて、夏バテ気味で少し食欲が落ちてきているようでした。
訪問日以降は岡山も猛暑で35度超えの日が続いていますが、それまでは例年に比べ気温が低く、30~32度くらいの日が続いていました。
そうなるとアブなど虫が活発になるのにちょうどいい気温となり、この夏は去年よりもアブが多いようで、それがアルにとっては例年よりも辛く、ストレスになっているようです。
他の子たちのように尻尾を振り回したり、人に身をゆだねてアブを叩いて退治してもらったりできればいいのですが、どちらもアルはうまくできなくて、尻尾の長さは十分にあっても振り方が下手で力強く振り回すことができません。
人に身をゆだねるのも、自分が叩かれると思って威嚇して噛みつこうとするので近寄れず叩いてあげることが難しいです。
タオルを手にして壁にとまっているアブを叩こうとしても、「やんのかコラァ!」と怒って噛みついてきます・・
虫が大の苦手のアルはまとわりつくアブを払うのに小さくうなって怒りながらしりっぱねをしたり回し蹴りをしてアブを追い払っています。
それを何度も繰り返すため汗をかき、ひどく体力を消耗してしまって少しづつ食欲が落ちてきているとのことで、飼い葉を残し気味になっています。
持参した自家製青草をあげてみたところ、青草は食べてくれるのですが、いつもよりは覇気のない食べ方でガツガツは食べません。
ですが、容器に半分強入っていた青草をほぼ食べてくれました。
食べている時は比較的じっとしてくれていたので、馬房に入って虫よけスプレーをブラシに付けて体に塗り付けてあげました。
(油断すると蹴られるので命がけです。)
すると虫除け効果でアブが寄ってこなくなり、アルも気持ちが落ち着いてリラックスできるようになりました。
表情が穏やかになりました
その後もらった夕飼いは頑張って食べてくれて完食し、少し物足りなかったのか、場長さんの動きを目で追って前カキをしておかわりをねだったりしていました。
スプレーをする前は、甘えたくて頭を下げて近寄ってきても、まとわりつくアブを嫌がってバタついてしまってましたが、スプレー後はとてもリラックスしていて、
「なでて」と頭を下げて近寄ってくるのでおでこをなでなでマッサージしてあげました。
おなかもいっぱいになったからか少しウトウト眠そうです。
体に直接スプレーをすると前は嫌がってバタバタしてましたが、アルも「この匂いがした後は虫が来なくなる」とわかったようで、直接スプレーをシュッシュとしても嫌がらずにじっとしてくれるようになりました。
場長さんと相談をして、次の週に獣医さんが来られる予定があるので、必要であればアルの診察をお願いしました。
それと飼い葉以外にも食べれるものをあげて少しでも食欲を戻してあげるためにアルの好きな生牧草を後日注文、
虫除けスプレーをすると落ち着けているようだったので、手持ちのスプレーを2本預けてスプレーをしてもらうことにしました。
後日、注文した生牧草が届いて与えてもらったのですが、今の時期の生牧草は緑葉といういつもと違う種類の牧草で、アルはあまり好みじゃなかった様子で、食べない事はないのですがいつもほど喜んで食べない感じだったそうです
さぁ、困った・・・どうしようか・・・と悩んでいましたが、ネット通販でも業務用の競走馬用乾草を売っているお店があり、場長さんに相談したところ、乾草チモシーなら食べてくれるだろうということでそれを注文してみました。
こちらは予想通りしっかり食べてくれたので、もう少し状態が上向きするまで、飼い葉以外のおやつで補助的に与えてもらおうと思っております。
先週、獣医さんにも診察していただいて、平熱で徐々に食欲も戻ってきているのでこのまま様子を見てくださいとのことで、まずは一安心です。
まだ当面暑さは続きますし、虫もまだまだいなくならないので、もうしばらくは油断ができませんが、このまま無事に回復していってくれたらと願っています。
後編 8/15の訪問レポートに続く