続いては、7月の訪問レポートです。
梅雨が明けて本格的な夏がやってきました。
夏の放牧は早朝4時から順番にスタート、日が高い日中は暑さを避けるため厩舎内で扇風機の風に当たりながら休んで、夕方から18時頃まで放牧となっています。
お昼過ぎに行ったのでみんな馬房内で休憩中でした。
アルもひょこっと顔をのぞかせて元気な姿を見せてくれました。
毎年夏になると目の周りが黒くなってパンダになりますね。
私が暑さに弱く熱中症になりやすいのでいろいろ対策を講じているのですが、その一つにハンディ扇風機を持ってきてみました。
アルは怖がるかな?と思ったら気になって顔を近づけてきました。
くんくん匂いを嗅いでますが、涼しいとわかったようで気持ちよさそうにしています。
それから巷で話題のアブ、ハチ除けの「おにやんま君」
今は入手困難でなかなか手に入らないようなんですが、そうなる直前に地元の釣具店で見つけて運よくゲット
探している方、釣具店、スポーツ用品店、アウトドア専門店とかで入荷のタイミングが合えばゲットできるかもしれませんよ。
効果はどうなのかよくわからないのですが、去年はアブが人にも寄ってきて手を刺されたのですが、今回はあまり寄ってこなかった気がします。
あと、小さいグレーのアブはおにやんま君を見せると逃げますが、黄色の大きいアブはあんまり逃げませんでした。
でも、これまでだと車のエンジンを止めるとアブに包囲されていたのが、今回はおにやんま君をつけて外に出たら車にアブがほぼ近寄ってきませんでした。
あと数個あるおにやんま君は紐をつけて厩舎のどこかにぶら下げて使ってもらおうと思い渡してきました。
少しでも効果があってみんなも快適に過ごせるといいな。
あまりにも暑いのでアルちゃん、水洗いです。
発汗するとどうしても汗に汚れがつきやすくなるので結構汚れてますがシャンプーしてきれいにしましょう。
冷たくて気持ちいいようでじっとしています。
でも顔が濡れるは嫌なので、顔を洗おうとすると水がかからないように頭を高く上げてしまいます(^^;
去年までは水をかけると落ち着かなくて前後に動き回ってたんですが、水をかけてもシャンプーをしててもすごくおとなしくなりました。
時々アブが飛んできて脚を動かすので気を付けないといけませんが、去年まではアブが来ると発狂するくらい怒ってしりっぱねするくらいだったのが、今年は脚を動かすのもちゃんと周りを確認しながら遠慮がちに蹴ってました。
他の場面でもそうなんですが、以前に悪さをしたときにきちんと叱って以来、急に馬が変わったようになって、ちゃんと周りを見て考えて行動できるようになったように思います。
シャンプー後、真っ白ピカピカになりました
お手入れ後、馬房に戻って夕飼いを食べてたのですが、いい加減食べて量が減ってくると、何度も飼い葉桶を鼻で押して馬房の外に出すようにします。
「もういらないの?」と聞いて、桶を元に戻すとまた食べだすので、お腹がいっぱいでいらなくなって外に出しているわけではなさそうです。
それでも何度もそうやってやるので何でだろう?と観察していると、どうやら少なくなった飼葉を食べやすくするために、鼻で押して桶を動かし、中に入っている飼葉を片寄らせて、ちゃんと片寄ったのを確認したら桶の端をくわえて自分の方に引き寄せてから食べるという方法をいつの間にやら編み出したようです。
「はー!かしこいなぁ!」とびっくりしました。
でも桶がひっくりかえりそうなほど転がすときもあるので、ひっくり返ったらどうするつもりなのかな?((笑)
手順1:まず外側を鼻で押します
手順2:絶妙な力具合で桶を動かします
手順3:端をくわえて引き寄せます
手順4:食べます
他のお馬さんもする子がいるかもですが、馬は本当に賢いですね。
この後ボロをしたので取ろうと思って機嫌をうかがいながら馬房に入ってみました。
最初は反射的に耳を絞ってきたんですが
「まぁいいか」
と入るのを許してくれました。
取り終えるまでの間、半分耳を絞りながらモニョモニョして甘えてきたりもしてよくわからない反応ですが、以前より大人しく取らせてくれるようになりました。
道具を戻しているとふっちゃんもボロをしたのでついでに取っておこうと思ってふっちゃんの馬房にも入らせてもらったんですが、おとなしいふっちゃんは体を押すと端に寄ってくれてそのままじっとして動かず、取り終えるのをずっと待ってくれます。
なんていい子なんだ、ふっちゃん
アルもそうやってくれれば楽なんですが、馬房内は自分のテリトリーという感じなので、牡馬は縄張り意識が強いのかもしれませんね。
それでも日々変わってきているので、きっといつかはできるようになるのではないかと思います(^-^)
場長さんの細かなケアのおかげで、おなかの調子も良さそうで安心しましたし、この暑さでも今のところ大丈夫そうです。
今年も夏バテせずに無事過ごせるようがんばってほしいですね(^_-)-☆