2024/5/2 えのすい | オーシャンズロデオ

オーシャンズロデオ

女性型や海洋系のトランスフォーマー玩具! 歴史大戦ゲッテンカ!
※amebloの仕様変更&自分の管理不足により、コメントを頂いたことに気づきづらくなっております。そのせいで長期間スルーしてしまうことがあり、申し訳なく思っております。改善する予定です。

 水族館行きてぇ!

 ということで、久々に新江ノ島水族館(えのすい)に向かいました。

 

 チャリで海沿いをのんびり進んでいきます。江ノ島がだんだん近づいてくるのでテンション上がります。前日の風が強かったせいか砂がサイクリングロードを覆い隠す勢いでめちゃくちゃ積もっていて大変でした。画像に写っているヨシズはそういった砂の飛散を防ぐためのものなのですがそれでも防ぎきれていません。人間が用意した人間のためのものを自然の力がいとも簡単に潰していく……母なる地球の指先ひとつに翻弄されているようでちょっとぞくぞくしますね。

 

 開館後まもなくして到着。この日は平日でしたがゴールデンウィークの中日だったこともありなかなかの賑わいっぷり! ガチ祝日が100%とすると70%くらいの混雑加減でした。芋洗いというほどではありませんでしたがひとつの水槽をじっくり見るのは難しいと思い、ひとまずイルカショーを中心に楽しむ方針に切り替え。2022年にショーの内容がリニューアルされたようなんですがそれから一度も来れていなかったので楽しみです。

 

 ショースタジアム。10分前ほどですでに満員に近い埋まり具合! 自分はいつもド平日に来ることが多いのでここまで盛況なのは初めてかも。席がないので上からの立ち見で行くことにします。

 

 えのすいのイルカショースタジアムは海を臨むように作られており、立ち見の二階席だと海をバックにイルカたちを見られるので、前の席とはまた違った良さが出てくるのが楽しい。「海感」を味わえるのがいい感じです。

 

 ショー開始前からプールを自由に泳ぎ回っているイルカたち。

 

 人間と共にいない時のイルカはどこか野生動物らしい雰囲気が残っていて、ジャブ……と静かな音を立てて水面をかき分けていたりすると、ロースロットルな質量を感じるというか、馬力も速度も重量も揃っている存在が本気を隠したままゆっくり動いている、という印象があってぞくぞく来ます。

 

 えのすいでは以前からイルカの個性というか個体ごとの特徴などを強調していて、この子はこういう特徴、あの子はこういう特徴、と紹介してくれるのですが、観客としてはなかなかすぐには覚えられませんしマイクの音の広がりのせいかトリーターさんが何言ってるのかぶっちゃけ聞き取れないことも多いです。そこで、ということなのかショーの前に掲げられるのがこのQRコード! これを読み取ってもらえばイルカ達の個体ごとの特徴を紹介したページに飛べますよ~というもの。2階席からでもすぐに読み込めました。実に合理的で便利ですし、コードがイルカの形をしているのがかわいすぎ!

 

 ショー開始。さっそくイルカたちが景気よくジャンプを見せてくれます。アシカショーはお休みになってイルカ一本になったのかな?

 

 やっぱりイルカのジャンプはいいですね。美しく、楽しげで、更にカッコよさもある。水族館のスターになるのも納得です。

 

 弧をしならせた回転ジャンプ。芸術的ですらあります。自分は少年期~学生の間は例によってひねくれていて、水族館でイルカなんて見ないぜ俺はマニアックな淡水魚に注目するぜ、というスタンスでしたが、大人になってからすっかりイルカに魅せられてしまいました。それはそれとしてファインディングニモの「イルカめ!かわいこぶりやがって!」のシーンは大好きです。

 

 ジャンプのみならず他の行動もカワイイ。特に水面から顔だけ出して待機しているところがすごくカワイイ! 犬がおすわりをして待っているような愛らしさがあって思わず頬が緩みます。ヒトとイルカの交流は見ているだけで癒される……。

 

 ハナゴンドウのビーナ。特徴を見なくとも一瞬で見分けられるのでお気に入りです。吻部の突出がなく丸まっているので、いわゆるイルカ顔よりも優しそうな雰囲気。

 

 緩やかに笑っているような口をしているのでマッタリ系に見えます。かわいい……

 

 しかしながら正面から見てみるとやっぱり意外とイルカ顔というか、イルカ系とクジラ系の合いの子みたいな雰囲気が出ていて面白い。筋肉の隆起もゴリゴリに多く、本気出したら一番強いのでは、と思わせる感じもあります。

 

 こちらはサワ(かな……?)がトリーターさんに引っ張ってもらっているところ。尾びれを持たせて引っ張ってもらうというのは信頼の証であり、これができると健康診断などにも役立つのでイルカのためにもなる、という話を聞きましたが、今回の場合は単に遊びの一環としてやっているとのこと。えのすいのショーは以前からそうですが、統率の取れたイルカたちによる完成度の高いショープログラム!的なものではなく、イルカ達が楽しくショーをやってくれるにはどうすればいいか、今の彼らの気分はどうなのか、などを解説しつつ、今この遊びはやりたくないみたいなんでこっちをやりましょう、といったように進んでいくのでのんびり見れますw

 

 なので他の著名な水族館に比べるとショーパフォーマンスとしては小規模な部類に入るかと思いますが、イルカを知る、という意味ではかなり楽しい内容。生き物としてのイルカが好きな人にオススメで……ん!?

 

 股間のスリット見えとる!!

 そう! えのすいのショーではイルカとの遊びの紹介でこのように体の裏側を見せるようなシーンが多々あるので股間のスリットを見放題!! 生き物としてのイルカが好きな人にオススメです!! 

 ちなみにイルカはオスもメスもスリットがあるので雌雄の見分けがつきづらいのですが、この写真のようにスリットの両脇にまた小さなスリットがあるのがメスです。小さなスリットはなんなのかというとこれは乳溝といって乳首を収納している場所だそうです。股間のスリットのすぐそばに陥没乳首があるとかちょっと贅沢すぎる…… 

 

 遊びの一貫といえば、指示を聞いてくれたことに対するご褒美の合図として小魚をあげるというのが伝統的なやり方でしたが近年は別の方法を探っているとのこと。それが遊び、つまり個体ごとに喜ぶことをしてあげるのを試しているとのことです。このようにシャワーをかけてあげるのもそれだとか。この取り組みを始めてから2年近くになるそうですが、成果としてはまだまだ研究中……とのことでした。アニマルトレーニングの方法としてとても興味深い。

 

 氷が好きな個体が多いとのこと。そのままでは届かないギリギリの位置に置いた氷を……

 

 ちょうどいい具合に身を乗り出して口に入れられるかどうか、という遊びも見せてくれました。自分も鳥を飼っているのでわかりますが、「ちょっとがんばってゲット」ができると動物側もすごく楽しそうというか満足した様子を見せるのでこういうのはやっぱり大事みたいです。このショーに冠された『wave』という題名も、自然界より安全だがそのぶん退屈になりがちなプールにおいて、イルカ達を満足させる波になってあげたい、というコンセプトから来ているとのこと。

 

 こちらもその一環。指示通りの場所でジャンプができるかどうか、という演目。あえてダミーを用意して難易度を少し上げるなど、イルカたちの満足感を刺激する感じで日々やっているようです。

 

 終盤は音楽に合わせてイルカたちが多彩な動きを見せるというショーらしいショーに。途中で音楽が穏やかなパートに入ると同時にイルカたちもゆっくりと背泳ぎをするという場面があり、静の動きも取り入れているのがいい感じ。自分は音楽に合わせた演出にすこぶる弱いのでちょっと泣きそうになりました。

 

 フィナーレも近づき、派手な動きがバンバン出ます。きりもみジャンプ!

 

 股間をサービスしつつ思いっきり背中から着水。

 

 この「きりもみジャンプ→水平着水」のコンボはものすごい量と勢いの波しぶきが上がるので、最前列の客席は場所によってはビッショビショになります。水を浴びまくって悲鳴&笑い声をあげる子供たちやその親御さんたちを安全な場所から見るのも楽しいw

 

 追い打ちとばかりに外周に沿って尾びれで水を撒いていくw

 

 温まった会場をさらに盛り上げるジャンプ。やだ……カッコイイ……

 

 ショーをこなして満足げ♡

 

 最後の同時前転ジャンプ。kizunaの時からそうでしたが音楽の終わりにピッタリ合わせて飛ぶので気持ちのいい部分!

 

 ショー終了後のフリータイム。kizunaの時はショーが終わるとイルカたちは早々に引き上げることが多かったように思いますが、リニューアルしてから変わったのかな? ショープール内でのんびりしているところをしばらく観察できるようになった模様。

 

 フチに顎を乗せて何かをおねだり?しているのが可愛すぎる……

 

 客席側のすぐそばで氷を与えるというサービスシーンも。イルカは近くで見るとズラリと生えそろった歯がありありとわかってちょっと怖くなるのが好きなところ。

 

 これは馬などもそうですが、人間と意思疎通のできる友人としてともに暮らせる存在でありながら、強靭な野生動物としての力も秘めていて、ふとした瞬間にその怖さを覗かせる……というのがとても好きです。こうした動物を間近で見たり実際に触れ合ったりした時の、幸福感と恐怖感が同時にやってくるこの感覚は、定期的に味わいに行きたくなりますね。

 

 館内の混雑がまだまだ収まらないので、なぎさの体験学習館へ。

 干潟水槽にいたヤマトオサガニ?を観察します。

 

 水面から目だけを出していました。潜伏中の工作員っぽくてカッコイイ……。水上の様子をこっそり窺うというよりかはたまたま目だけ出ちゃったような感じの動きでしたが実際どうなんでしょうw

 

 水中から。眼柄の横に専用の溝があり、そこに収納ができるとのこと。眼を収納するカニはたくさんいますがこのヤマトオサガニはあからさまに「ここに眼を収納します!!」といった感じにスペースが用意されているので、トランスフォーマー的というか、変形ロボの趣すらありますね。心の中の男児がわくわくしっぱなし!

 

 変形といえばこれは別のエリアですがカラッパもいました。こいつレベルになると眼が畳まれるどころの話ではなく、ハサミを畳むと外装の一部になりツライチの岩モードが完成するといってもいい完成度なので変な笑いが出ますね。

 

 よく見ると顔もカッコイイです。ただでさえ凶悪な表情してるのにハサミの上側のノコギリ部分がまるで下顎のように配置されることで鬼みたいな顔になってるのがヤバイ。もうマスクオンギミック!

 

 タイミングを見計らって地下のタッチプールへ。これは常設されているネコザメとその卵。今まではへぇ~サメの卵ってこんなドリル状なんだねぇで終わっていたというか別に触らなくてもいいかと思ってスルーしていたんですが、よくよく考えてみると、この卵はメスのサメの産道や総排出口を通って産み出されたものであるわけで……

 

 気づけば手を伸ばして触れてしまっていました。もうこれ間接的なおさわりじゃん……

 

 ネコザメ本人にも触れてきました。モチモチしていて皮膚が薄いというか、ウサギのように皮がグニグニ動くところもあり、独特の感触。それでいて表面はザラザラの鮫肌なので痛気持ちいい感触です。股間付近も触ってみたかったんですが持ち上げないでねと印書きがあったのでやめておきました。

 

 タッチプールエリアの片隅にぽつんと置かれている水槽。ここには実際に幼魚を内包しているネコザメの卵とヤドカリが展示されているんですが、そのヤドカリの殻が……

 

 スッケスケの無色クリア仕様!! 

 ヤドカリの殻の中身部分は図鑑や画像などでもう見ていますし、透明な殻を着させると中身見えるわよという裏技も知ってはいましたが、実際に間近でじっくり観察できる機会はそうそうなかったので、これは嬉しい展示。ヤドカリが拳大のデカめサイズ(たぶんイシダタミヤドカリ)なので見やすいのもイイ!

 

 殻を支える部分の脚の動きもよく見えます。一生懸命支えてるみたいでカワイイ。

 

 その脚をシャカシャカ動かして、殻の中の水を入れ替えている?ゴミを掻き出している?ような動きも見られました。すげぇ。

 

 ヤドカリ的には殻に入っているので安心なのでしょうが、隠していなければならない箇所がモロ見えになっているのでなんとも可愛らしい感じ。裸の王様シチュとして捉えるとエロくもあります。メスのヤドカリを透明な殻に入れて常にスケスケのサービス水槽を作りたい……もしくはオスのヤドカリのみを透明な殻に入れて弱点丸見えになってしまっているテーマ水槽を作りたい……と思ってしまいました。

 そういうスケベ目線はともかく、ここはえのすいの中でもかなりの穴場ポイントだと感じたので、これから向かう方はぜひ地下のタッチプールエリアに行ってみてください。常設展示なのかどうかわかりませんが。

 

 館内はまだ混雑気味だったので、この日2回目のイルカショーへ。ちょびっと早めに来て中列に座ります。向かって右側に座るとすぐ向こうに江ノ島が見えるのがいい感じ。

 

 ショー開幕。ムーンサルトをキメるビーナ。やっぱり筋肉感すげぇ!

 

 跳ぶイルカを見ているだけで満たされた気持ちになります。美しさとカッコよさと怖さとエロさを兼ね備えたイルカという生き物のすばらしさを改めて実感。しかも高度な知能や文化らしきものを持っていて人間と交流もできるというのだから最強です。大人気なのも納得できます。

 

 終盤の静かな泳ぎのパート。見るのは2回目ですがウルッと来てしまうというか、なんなら初見時よりも泣きそうになりました。映画でもなんでも展開をわかっている2回目の方が泣いてしまうタチです。ぱンすと。の最終巻も読み返して泣きました。

 

 今回の目的のひとつにイルカの綺麗な写真を撮りたいというのがあったのですがピント合わせに苦労しました。前の方に座ると迫力のある角度で見れる・撮れるんですがそのぶん位置の予測がしづらくて大変です。

 

 しかしたくさん撮れたし楽しかったので満足。写真に撮っておくとあとから見返したときにこの瞬間はこういう動きをするんだなとかここ思ってたよりこういう形してるんだなとか発見が多くて楽しいです。肉眼では気づかない部分も多いですね。

 

 ただ写真を撮ることに集中してしまってイルカ自体を直に味わえなかった部分もあるので、次に行くときはカメラを仕舞って目の前のイルカをひたすら見ることに徹したいなとも思いましたw

 

 お客さんが多くてテンション高めだったのか、ショー終了後のフリータイムでもちょくちょく軽いジャンプを見せてくれるイルカ達。

 

 股間のスリットを見せつけるような場面もありました。フリータイムにこんなことしてくれるなんてサービスが良すぎる……

 

 昼過ぎになってくると館内の混雑もやや緩和されてきます。ということで再入場をして最初から。「新」江ノ島水族館になってから20周年ということで、その歴史を解説したパネル展示がありました。

 

 当時のポスター展示が超いい感じ! トランスフォーマーの玩具カタログチラシとかもそうですが、ある意味きちんとした解説よりも時代背景がわかりやすいというか、肌で感じることができますねw

 

 ちょっと進んで、シラスサイエンス。へぇ~シラスって成長してくとこんな感じになるんだ、みたいな学びの目的でも面白いですし単純にキラキラ輝く小魚の群泳展示としても魅力的。

 この水槽のは孵化後何日なのか見忘れましたが、まだ頭が小さく体もひょろ長く、だいぶシラス感が残ってます。めっちゃかわいい。

 

 こちらはもうしばらく成長したあとの水槽。

 

 まだシラス感が残っているとはいえ頭もデカくなってきて体にも肉がついてきているところです。このくらいになるとすでに銀色の輝きが強くなってきていて、やっぱりこいつらイワシなんだなぁと実感できます。かなり綺麗。

 

 深度水槽群の途中にいたアオヤガラ。強烈に個性のある顔と体型してます。楕円形の目もあいまってわけのわからない生き物感。これが本当にわけのわからない生き物というか自分の知らない無脊椎の何かだったらへぇ~こんなのもいるんだねと興味をひかれるだけなんですが、口やヒレを見ていると思いっきり魚類なので、そこが少し怖い。知っているはずの生き物が常識外の姿になっているような違和感があり、ずっと見ていると自分の中の何かの認識が狂っていくような感覚に陥りますね。マンボウとかもそうです。

 

 尾びれ付近の形も不思議。これまたマンボウのように背びれと尻びれが上下対称になっているのもそうなんですが尾びれの先っぽというかこれ何? 尾? がピョロンと伸びているのがわけわかりません。なんでこんな形になってるの……

 

 イザr……カエルアンコウもいました。小型水槽で小さい個体が展示されているのはたまに見ますがここにいるのは毬くらいの成魚! 広い水槽での展示というのもあまり見ないのでかなり新鮮。

 

 枝サンゴ?に擬態しているのか隕石みたいな色になってます。ところどころに白い粉をかけたようなディティールも擬態の結果なんでしょうか? すげぇ……

 

 相模湾大水槽の最深部。平日とはいえゴールデンウィークの中日だったので午後になっても人は多めでした。が、待っていればじっくり見れる時間が来る感じ。

 

 大水槽を下から撮影したもの。やはりイワシの群泳に目を奪われます。めっちゃ綺麗。

 

 約8000匹のイワシがひとつの生き物のように波打ちながら泳ぎます。時にはエイなどを避けてドーナツ状になったり、真っ二つに分断されたかと思えばまた合流してひとつになったりと、見ていて飽きることがありません。

 

 

 全体で形を変えながら、そのうえで一匹一匹が光を反射してキラキラ輝くので、巨大なお姫様のドレスか何かのひらめきを見ているような感覚にも陥り、いっそう目が離せなくなります。海の妖精か何かに幻惑されている気分。

 

 下からも綺麗ですが、実は順路の最序盤にある海面付近のところでしゃがんで観るのがいちばん綺麗です。ここからだとイワシが近く、一匹一匹のギラつきがより派手に映ります。うつぶせに寝っ転がってずっと見ていたいレベル。

 

 もちろんイワシのみならず魅力的な魚がたくさんいます。特に気になったのがこの、2匹で連れ立って泳いでいた魚。平べったいアジ系でありつつドルフィンパクーのような口元をしていてめっちゃカワイイ! あとで調べてみましたがマルコバン……でいいのかな?

 

 これまたイワシのように体表が鏡のように光るので綺麗。自分はどうもメチニスとかの、縦に平べったい体型をしていて目がまんまるで細かい鱗を持ち単色でギラッと光る魚が好きなようです。

 このマルコバンは体型からのイメージよりも動きが緩やかで、水槽前面をひらひら~と静かに泳いでいるのもかわいかったですね。

 

 丸みのある鼻先がキュート♡

 鱗が細かいのか体表がシャリシャリした質感になっているのも好きですね。こんなに俺好みの魚がいたなんて……。えのすいには何度も来てますがそのたびに知らない生き物に出会い、惚れてしまいます。

 

 冷たい海ゾーンのオオカミウオ。全身を見れたのはちょっと珍しい。だいたいいつも岩の隙間から顔を出しているか複数匹が重なっているかなので、貫禄のある顔の印象ばかりがありましたが、こうして全身見てみるとポリプテルスとかライギョ的なかっこよさもありますね。顔もなんだか可愛く見えてきます。

 

 温かい海ゾーンの巨大水槽。以前はサンゴ礁水槽みたいな感じで大量のサンゴがレイアウトされていましたが随分すっきりした形になってました。解説パネルを読むと環境への影響などを鑑みてサンゴを減らし、魚を主役にした見せ方に変えたとのこと。以前のひな壇のようなサンゴ礁も綺麗でしたがこちらのほうが海の広さを感じて個人的には好みかも。

 

 ヒメツバメウオっぽいやつ。先程のマルコバン同様にめちゃくちゃ好み。メチニスも飼いたい……

 

(たぶん)テングハギ。外人の擬魚化みたいな顔つきが楽しい。顔つきが一番の特徴ではありますがよく見ると真っ白でサラサラな体表がとても綺麗でした。

 

 折り返し地点にある研究水槽コーナー。ここはサメとクラゲに挟まれているうえに内容が地味なのでスルー気味の人も多いんですが、この共生ハゼの水槽はぜひとも足を止めてじっくり見てほしいところ。

 

 ハゼに見張りをしてもらいながらテッポウエビが巣穴を作る様子が見られます。これがあんためちゃくちゃ楽しい。特徴的なシャベル状のハサミでブルドーザーのように砂を運んで外に出したり、いい感じの石を挟んで持ってきて入り口付近の補強に使ったり……

 

 遊泳脚(おなかに畳んである小さい足のとこ)をブロアーのように使って通路の砂を掻き出すなどの動きも見せてくれて、実に観察のしがいがあります。ハゼの合図らしきものを受けてピュッ!と巣穴に避難する場面などもあり、よくこいつらこんな風に進化したな……と感心してしまうことうけあい。オススメポイントです。

 

 クラゲエリアのハナガサクラゲ。遊泳するのは夜のみで、日中は海藻にくっついて休んでいるとのこと。クラゲのふわふわした動きは自分で泳ごうと思ってやっているのではなく心臓の収縮と同じ生理現象なのですという解説を以前読んだことがあるんですが、このクラゲは昼間は休むということで、どういうメカニズムでそういうシステムになってるんだろう……と興味深く思いました。

 

 べたーっとダラけていてカワイイw

 紫の模様が入っていて綺麗なので、夜泳ぐところも見てみたいですね。

 

 ベニクラゲムシ。クラゲムシって何?

 

 触手を伸ばして餌を捕らえるとのこと。近寄って見てみると確かにイソギンチャクよろしくウニョーンと何か伸ばしてます。かわいい。

 

 ソコキリコクラゲムシ。子クラゲムシって何? と思いましたが底・桐子・クラゲムシっぽい。

 

 メンダコみたいな形してます。カワイッ♡

 

 同じ水槽の別個体。壁面に貼り付いて触手を伸ばしてました。水族館はもう何度も来てるんですが知らない生き物まだまだたくさんいて楽しいですね。

 

 海を臨むテラスで遅めの昼食。ちょっとリニューアルされていて、以前まではテーブル席がメインだったのがハイスツールのカウンター席になっており、お一人様に優しくなったような感じw 割と近距離を飛び交うトンビに気を付けつつ、しらすドッグとシャークナゲットを頂きました。

 

 おみやげコーナー。みんな大好きシーバトロンの手書きPOPが健在でニッコリ♡ どことなく初代TFのパッケージアート感のある膝の曲がり方がナイス。

 

 そしてようやく買いましたシーバトロンACEのドルフィンタイプ! 女性型っぽいデザインと聞いてから興味が湧いていて、せっかくなら水族館で買おう行ったら買おうと思っていたのですがなかなか行けず、この日ようやく買えました。サイトの解説文を読む限り公式で女性型っぽいので、サイバトロン海軍のビーストチームにおけるゲストアイドル枠として活躍させていこうかと思います。

 

 こちらもおみやげショップで買ったもの。よくあるイルカのぬいぐるみです。シンプルにかわいいんですが、実はちょっとした仕掛けがあって、思わず衝動買いしてしまいました。

 どういう仕掛けがあるのか。ぬいぐるみを裏側を見てみると……

 

 赤ちゃん産んどる!!

 

 さらに赤ちゃんを引っこ抜いて出産が可能!! 出産ギミックのあるぬいぐるみとか聞いてないよ……

 これは『センス オブ ワンダー』という、動物たちの生態に焦点を当てたぬいぐるみレーベル。その中の『うまれてくるよ』というシリーズに属する商品です。

 出産する、という時点でもうメス確定。こうしたぬいぐるみやフィギュアは雌雄差がボヤかされることが多いので、メス確定というだけでもうかなりエロい。

 

 そして出産後に穴を閉じることで、実際のイルカにもある股間のスリットを再現可能!! 「メス確定」という概念上のエロスだけではなく、そのスリットをも再現できるぬいぐるみというのがすばらしい。

 

 もちろんスリットをくぱぁ……と開いて中を見ることもできるので遊びの幅は無限大!

 

 海を汚すザコ人間を胎内に取り込んでしまう遊びなどもできるぞ~っ! 海に代わっておしおきよ! おしおきじゃなくてご褒美になっちゃったわね♡

 

 というわけで久々のえのすい、とても楽しかったです。

 新たに生まれたアザラシの赤ちゃんや繁殖の歴史パネルなど今回見れなかった箇所も多いので、今度は時間を作って正真正銘の平日にゆっくり見に行きたいですね。

 では!