満を持して登場! 全員逮捕よ!
国内版EZストロングアームのレビューです。
◆トランスフォーマーアドベンチャー TAV34 EZコレクション チームバンブルビー VS メガトロナスセット
…内のストロングアーム
ついに出た国内版EZストロングアーム!
約1年前に海外版が発売され、国内ではキャンペーン品としてクリアブルーverが配布されました。国内通常版はいつ出るのか? 単品売りするのか? 食玩方式? そもそも出るのか!? とやきもきしていましたが、この冬ついにセット品として一般販売!
バンブルビー、ストロングアーム、サイドスワイプ、メガトロナスの4体セットで、しかも自分の場合はバンブルビーもサイドスワイプも海外版のを持っていたので、さすがにこれはスルーするべきかと思っていましたが我慢できずに買ってしまいました。
そして見てくださいこのカラーリング。見てくださいこのたたずまい。この雰囲気。まさにストロングアームのEZ版だなという感じ! これは買ってよかった……
後ろから。車のガワは肩に集中しているので背中にしょってるのはルーフくらい。そのおかげでたっぷりみっちりとした尻が丸出し! amazonとかに表記してある「この商品は男の子向けです」というのはここのことだったのかと納得してしまう出来映えです。
真正面から。
EZストロングアームはTAV版と比べると前腕やふとももがスラッとしており女性らしさに拍車がかかっていますが、肩幅がかなり広くなってしまっているのが欠点。体型というか骨格、体格が男性っぽくなってしまっています。ただそこまでをEZコレクションに求めるのは贅沢なもの。それに最近はロードレイジやパイラマグナなどの影響で肩幅広い女性型TFも好きになってきているのでこれはこれで非常にイイ!
顔アップ。なんか超怖い顔してますがこれはわざわざアップで撮ったからこう見えてるだけで、実際手に取って肉眼で見る際にはここまで怖くはありません。
眉毛が塗られてないのが怖く見える原因のひとつですがこの極小サイズを塗るのは困難なので仕方なし。むしろ目が水色に塗られているのが脅威です。
それと頬の青いラインも脅威ですね。0.3mmくらいの太さなんですがきっちり塗られてます。鬼の仕事かよと思います。耳部分のラインは塗られてませんがモールドもあるし自分で簡単に塗れそう。
そしてこの巨乳!
ゴロッと煮込んだジャガイモのような迫力ある存在感。ひとつの塊感とでもいうような雰囲気があり、これが真のイージーダイナミックシリーズなのではと思ってしまう作りです。
そして塗装……じゃないなこれ印刷ですね。印刷もヤバイ! ストロングアームの胸元はセーラー服の襟のように太い青ラインの中を白く細いラインが走っているようなデザインなんですが、それをほぼ完全再現してます。これはまさに細かいところをキッチリ表現する日本人の仕事といった印象。性交……じゃなかった精巧という言葉が頭をよぎります。
腹部は銀、腰ブロックはガンメタで塗装されてます。
成型色はふとももとニーパッドとタイヤ以外が黒、それ以外が白なので、いかに塗装が多いかがわかります。この小ささの中にタカラトミーの判断と職人の技術と男の夢が詰まってます。あと見ておわかりいただけるかと思いますが引き締まった腹やみっちりしたふとももも見せ付けてくれるので男の夢も詰まっています。すばらしい玩具ですね。
夢といえばこの尻!
TAV版は腰ブロック後ろの肉抜きが目立つのとあくまで脚の後ろ側としての造形のみだったのとであまり尻のインパクトは無かったのですが、EZ版は腰の肉抜きが目立たないのと、ふともも基部全体がボールジョイント受けになっているおかげで尻周りが膨らんでいるように見えるのとで、かなりドカッとした尻になられておいでです。ありがたいの一言しか出ねぇ!
造形上やや内股に見えるのもセクシーポイント。
骨格がガッシリしているのに各部が女性的、という面ではTAV版と対照的なデザインかもしれません。ガッシリ系女子に対するアプローチの仕方が違っているようで面白いです。いや変形の都合という面が大きいんでしょうけど。
海外版と比較。
セットのバンブルビーやサイドスワイプはあくまで海外版をベースに塗装を追加した豪華バージョンという感じだったんですが、ストロングアームはガラッと様変わりしてます。もちろん塗装はめちゃくちゃ追加されてるんですが成型色が青ベースから白ベースに変わったおかげでもはや別のキャラ! 塗装強化版というよりキン肉マンでいうところのアニメカラーverって感じしますね。
劇中に近いのは間違いなく国内版ですが、海外版の青ベースもこれはこれでかっこよくて気に入ってます。遊びすぎてアンテナの塗装剥げまくってますねw
海外版は胸の間に黒い塗装が入っているので両胸が強調されているという見逃せないアドバンテージも持ってます。塗装に費やせるコストが少ない中、ここだけは!という担当者の情熱が伝わってきて胸や目頭やその他色々なところが熱くなってきます。
可動については海外版の記事見てもらえればいいんですがせっかくなので見ていきましょう。
まず頭部は固定! じっくりと相手を見据えてプレッシャーをかけよう!
肩というか肩アーマーはボールジョイント接続。
横に広げる動きは苦手気味ですが前後回転はフリーにいけます。背中のルーフと干渉しやすいのがネック。
肩アーマーから下の部分(上腕の途中あたり)で前後スイングもあり!
肩が前後に動くのに腕が同じように動いても意味ないのでは、と思いきや、角度によってはヒジを曲げているようにも見えるので嬉しい可動。ヒジが動く、といってもそこまで間違いではない感じです。
胴体と肩を繋ぐ肩アームは上に動かせます。おかげでただのバンザイではなく肩関節を持ち上げてワキを見せるポーズが可能! こりゃえらいこっちゃ! ストロングアームはこの可動を駆使してディセプティコン兵士をベッドに誘い込み、油断させてタコ殴りにするぞ! これがホントの布団たたきだ!! とかスマホ買えば見られるんでしょうか?
胴体は固定。腹と腰が別パーツのように見えますがこれは豪華塗装の賜物で、一体成型です。それにしても横からのアングルもいい……
脚はボールジョイントで、いったん薄く引っかかるものの前には90度上がります。サマーソルトキックで対空技はバッチリ!
後ろにも同じくらい行きそうですが引っかかりが強いので画像くらいでやめてます。
横にも自由に広げられます。オラァ!
ヒザ下から足までが頑丈そうな装甲でぶっといので、力の入ったキックが似合う!
脚はここまで広がるので、不意にオプティマスが来たとき用の一発芸もバッチリこなせるぞ!
俺『中央線になりたい』って思ったの生まれて初めてかもしれません。
脚の内側を前に向けることもできるのでイヤ~ンな開脚も可能だ!
胸の張り出しのせいで顔が見えなくなっているのがおわかりでしょうか?
ヒザは変形機構を活かして180度曲げられます。ダッシュポーズも得意だ!
ちなみに背中に3mm穴があるのでスタンドが使えます。
犯罪者をゴミのように踏みつける動きも可能!
市民の味方ストロングアームは取材に対する愛想もいいぞ!
さすがのマッスル女子も尻は鍛えてませんよね?などと訊こうものなら、私はこの尻でわりばし20本を一気に割ってオプティマスプライムを唸らせたことがあるのよ!と見せてくれることでしょう。
スタイルのTAV版、胸のワンステップ版ときて、EZ版の最大のポイントは尻なのではないかと最近思うようになりました。
手は3mmのC字ジョイントになっているので3mm武器の装備が可能!
画像はシーコンズガムのやつ。
一部のSDガンダムの武器も持てるぞ! 肩の上方向への可動が優秀なので頭上限定ですが両手持ちもできます。
3mm武器なんか持ってないよ! という人でもセットのメガトロナスの武器を借りることで武装遊びができるようになってます。武器は奪うもの!
個人的には他から転用するならビーストサーガの武器がオススメ。軟質なので手を破損させる心配がありません。サイバーバース系のEZって武器持てるのは嬉しいんですが手がよく白化したり中古でも指が折れちゃってたりするので、気を使わずにズボズボ付け外せる軟質武器は安心です。
TAV版、TED版と比較。女性TFで1シリーズの同一キャラがここまで様々な玩具になったのはリベンジアーシーやプライムのアーシー以来。アニメに感謝です本当。
そして変形!
ストロングアーム、トランスフォーム!
EZの名のとおり簡単な変形。
腕をハメる際、引っ掛かりを乗り越えてパチンとロックする箇所があるので注意。ただそのおかげでグラつきもなくカッチリとまとまります。
ストロングアーム、ビークルモード! 4WDマシンに変形!
ビークルモードでもカラーリングの再現率が高くて素晴らしい。
海外版からずっとルーフが一段沈んだようになっているのが気になってたんですが、公式動画などを見てもこうなので仕様なのだと思います。
後ろから。TAV版と比べてリアは空間が見えちゃっていますがそれでもじゅうぶんな出来映え。そもそもこの空間にはストロングアームのふとももが収納されているのでそれが見えちゃってるのは大変喜ばしいと感じます。
横から。この国内版EZストロングアーム唯一の不満点はサイドウインドウに塗装が無いこと! 精巧さを求めなければ自分で塗れそうな場所ではあるんで今度塗ってみようかな。
ちなみに海外版の時に左のドア(左腕)に貼られていたシールは今回は無し。ビットコードは別紙になりました。シール貼る前提で作られていたのか左側にはドアハンドルのモールドがありません。ごく小さいものなので気にはなりませんがw
裏側から。構造的には簡単な変形なのがわかります。
ビークルモードで崖とかから空中に飛び出す際、その下にいて上を見上げればストロングアームのこの姿が見られるのだと思うと、食料や防寒グッズを用意して何日でも崖の下で待機する所存です。
小さいサイズながら迫力あるフロント!
僕はストロングアームのビークルモードのフロントを煽り気味に見るのが本当に好きで、シンプルに車のかっこよさと、このガシッとした車が女性なのだという事実、さらに実写映画のバリケードのように人間が到底太刀打ちできないような恐怖感のようなものを同時に感じて、胸が熱くなるわけです。
しかもよく見るとバンパーの奥にストロングアームの両胸がチラ見えしてるんですよ。これはえらいことです。
考えてもみてください。ストロングアームに追われていて、もうこれはひき逃げアタックを食らってしまうというところまで追い詰められたあなた。一気に加速してくるストロングアームに対し、咄嗟の判断でスライディングをして車体の下に潜り込んで回避……したかと思いきや、車体裏に張り出していた両胸にガッシリとキャッチされ、あえなく御用。
こんなに幸せな逮捕劇が他にあるでしょうか?
ルーフの3mm穴(背中の穴だったところ)に何かしらの3mm武器をつけることも可能!
海外版と比較。この塗装の多さ! 使われている色数も断然多いです。特にグリルが銀のフレームとガンメタの内部で別々に塗られているのがいい感じ! ヘッドライトの銀フレーム+水色ランプもすばらしい。地味にパトランプの解釈も変わってますね。
シールが無くなったせいでどこかにエンブレムをつけないといけなくなったのかボンネットの脇という中途ハンパな場所にエンブレムありますw
横からも。サイドのパターン位置の違いもありますが、国内版はグリルからフェンダーからサイドステップまでが全部ガンメタに塗られているのがほんとカッコイイ仕上がりになってます。それだけに未塗装のサイドウインドウが惜しい!
EZコレクションは手軽さやコレクション性の高さも魅力ですが、トミカなどのミニカー用玩具と絡めて遊べるのも嬉しいところ。
しかし太刀打ちできないような強力な犯罪者に出くわすときもある。
そういう時、彼女はどうするのか……!?
クリアブルーverもまじえれば3体合体も可能!
より強靭になった脚で炎のキックをぶちかませ!!
国内版EZストロングアームのレビューでした。
成型色の変更と多くの追加塗装&印刷により、大幅に劇中の雰囲気に近くなりました。LAドリフトくらいの変更っぷり。自分はトランスフォーマーに関しては玩具が先というか玩具ありきで見てしまうのでアニメ劇中に似てるかどうかってのは普段ほとんど気にしないのですが、そんな自分でもこの雰囲気の良さには舌を巻きます。まあよくよく見るとパーツ配置からしてぜんぜん違うし、アニメに似ているというよりはディティールが豪華になったおかげで似ているように錯覚しているだけかもしれないんですが、とにかくイイ雰囲気です。小粒なアイテムながら丁寧に仕上げられてるって感じ。ただ塗装が多いぶん、遊んでいて剥げそうという心配はあります。
もともとの造形も素晴らしい。肩幅がかなり広くなっちゃってるのがアレですが、腕や腰なんかはTAV版よりもほっそりしてるので、細身な女性が好きな人はこっちのほうがセクシーだと思うかもしれません。ダイナミックな尻も見もの!
可動もEZコレクション(のリージョンクラス)にしてはめちゃくちゃ優秀で、ポーズをつけて遊びたい人にもオススメ。
難点はセット売りのみで単品販売が無いこと。ストロングアームだけ欲しい、という時に4体セット品というのはちょっと厳しい。自分の場合はバンブルビーもサイドスワイプも海外版を持ってたのでさらに割高に感じましたw ただストロングアームに関しては本当に海外版とは別物になってるので、海外版持ってるけどどうしようかな……と悩んでいる人がいましたら買って後悔はしないと強くオススメしたいです。
リカラー品は海外版と国内キャンペーンのクリアブルー版、そして海外にて黒を基調とした『ストロングアームパトロールモード』が出ております。
では!
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