シーコンズその3!シーラゴン | オーシャンズロデオ

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※amebloの仕様変更&自分の管理不足により、コメントを頂いたことに気づきづらくなっております。そのせいで長期間スルーしてしまうことがあり、申し訳なく思っております。改善する予定です。

 シーコンズ3人目は超貴重な硬骨魚類モチーフ!
 シーラゴンの紹介です。


◆ビーストウォーズⅡ D-21 ゴッドネプチューン
 海賊参謀 シーラゴン


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 シーコンズメンバーも3人目。海賊参謀シーラゴンです。セット品ゴッドネプチューン内の1体で、1998年に発売。メカシーラカンスに変形。マスターフォースの『ガルフ』のリペイント&武器削除品です。
 シーファントムなどと同じく両脚が繋がっている作りですが、ゴールド塗装のおかげでなんとか2本足に見えなくもないです。でもこれはもう1本足ですねw これより先にリベンジのクロミアアーシーに触れていたせいか、両脚繋がっちゃってるというよりかは元々1本足のそういうデザインとして見ちゃいます。


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 後ろ。シーラカンス頭部と腕がマルダシ!
 尾びれ付近もそのまま背負うだけという豪快さですが、G1スクランブル合体戦士の手足組は見事な変形構造よりも手軽に変形合体を繰り返せるのが持ち味なのでこれで問題ありません。さすがに重心が後ろすぎてちょっと転びやすいですけどねw


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 顔アップ。目の塗装のせいかなんか悲しそうな顔してますww
 なんとなく真面目そうな造形。海賊参謀の名の通りアタマ良さそうです。


 腕はビーストの足なんですが、足の裏が広がった造形がロボットモードだとまるで大きく広がった裾のように見えて、魔法使いのローブのようにも見えます。
 そう見ると背中のガワもローブのフード部分に見えてきたり。いや見えてはこないんですけどそう見立ててみるとかなりカッコイイと思いますがどうでしょうか!ロストエイジのクロスヘアーズとかもそうですがロボットモードのジョブというかキャラクターがはっきりしてるやつって個人的に大好きですね。

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 可動はまず首が前に倒せます。シーファントムと同じ。
 海底を見つめて思索を巡らせろ!


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 肩が前後回転、肘は45度ほど曲がります。
 肘に関しては変形に関係ないのに可動するようになっていてちょっと嬉しい。

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 拳の穴は3mm径。ガルフに付いていた武器は削除されてしまっていますが、適当な3mmジョイント武器があれば持たせられます。
 魔法使いっぽいイメージからレゴの杖をよく持たせて遊んでますw

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 可動というより変形関節ですが、手を収納することで拳の穴を前に向けられます。
 プライムラチェットとかもできましたがこれは嬉しい可動! 武器を前に向けられるって素敵!

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 爆破魔法がサイバトロンのウェーバーを襲う!
 TFの世界に魔法ってのはちょっと合わないような気もするんであらかじめ仕掛けた爆薬を遠隔点火してるとかいうことにしましょう。


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 また足首も変形機構を利用して前に向けることが可能。というより体を前に倒すことができるというかそんな感じです。
 長い3mm武器を杖のかわりにすればヒーコラヒーコラバヒンバヒン的なポーズも取れます!

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 背中の尾びれを畳むことで、顔面を隠したフード装着も! 

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 テラマンダーと一緒にフード装着!
 ヘルミッショネルズと名を改めてタッグトーナメントに殴り込みだ!

 こういう、7人の悪魔超人で言うところのミスターカーメン的なポジションで遊ぶと楽しいですね!
 ミスターカーメン的って言ったって別に集合シーンで1人だけ忘れられるとかじゃないですよ。


 大きさはこのくらい。腕や足元が太いので身長以上の存在感があります。



 変形モチーフはメカシーラカンス。シーラカンスといえば男児玩具界硬骨魚類部門においてピラニアとタメ張れるくらいの存在です。
 シーラゴン、トランスフォーム!

 他のメンバー同様、シンプル、カンタン、気持ちいい!といった変形機構。
 年季の入った中古品だったので買った当初は関節ギチギチで気持ちいいどころか怖い怖い怖いって感じでしたがシリコンスプレーかけたら超スムーズになりました。1週間くらい油っぽさが取れませんでしたがw

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 変形完了! シーラゴンビーストモード! メカシーラカンスです。
 ……トランスフォーマー玩具において魚類に変形するやつらは何人かいますが、そのほとんどがサメやエイといった軟骨魚類です。その他の魚、つまり硬骨魚類に変形するキャラはリカラーを除けばたったの3人(たぶん)。
 1人はハチと融合したミノカサゴのラートラータ
 もう1人はロボットモードが存在しないポイズンバイト。
 最後の1人がこの、なぜか手足の生えたシーラカンスのシーラゴンです。まともなやつが1匹もいねえw

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 後ろから。ヒレっぽく見えなくもない腕に比べると脚はめっちゃガッシリしてて存在感ハンパないですw
 ですが手足があるとはいえシーラカンスとしての造形はなかなか。

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 横から。シーラカンスの特徴でもある第2背ビレや菱形の尾ビレなどが再現されており、海洋生物好きの心をくすぐります。
 ふとももの後ろ側にヒレのような造形がありますが、これはひょっとして腹ビレを再現したものなんでしょうか?簡素な造形とはいえ細かい部分で気が利いていてすばらしい。
 よく見ると脚や腕の付け根部分は塗装こそありませんがウロコに包まれています。実はシーラカンスのヒレは他の魚のように体からシュッとヒレだけ生えた構造ではなく、ヒレ基部にウロコで包まれた筋肉質の腕のようなものがあったりしますので、この手足の生えたデザインはある意味シーラカンス玩具として正しいデザインと言えたりするかもしれませんと思ったり思わなかったりまあそんなに思ってないんですけどそういう見方も面白いと思います。

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 顔アップ! 魚らしい唇が見もの。
 目の前あたりに長方形のモールドが2つありますが、これは魚の鼻孔、つまり鼻の穴です。魚類の鼻の穴は左右2つずつありまして、前鼻孔から水を吸って匂いをキャッチして後鼻孔から排出する、という仕組みになってます。こんなところまで細かく再現されていて驚き! 最初は「手足生えたシーラカンスはちょっと…」みたいに敬遠してましたがやっぱり玩具は手にとってみないとわかりません。実際触れてこの目で見て、こいつは立派な魚類TF玩具だと再認識しました。すばらしい。
 ちなみに額の四角いモールドは魚関係なくガルフの時に付いてたシークレットエンブレムの名残だそうですw

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 背面。このウロコの重なって連なった感じもナイス! ゴールドの塗装が効いてます。若干シャチホコ感ありますがw

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 可動は腕の前後回転と脚の前後+ヒザ前後。
 海底を歩いてサイバトロンに忍び寄れ!

 口も開閉!
 ですが口自体がちっちゃいのでなんかかわいいですw


 アゴの下に5mm穴があるのでそこに適当な武器を付けることも。
 両手で持ってるふうにするとかわいい感じw



 シーラカンスのシーラゴン、カブトガニのガブ、アンモナイトのデッドエンド
 デストロンの古代生物三人衆とは我々のことだ~っ!


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 シーラゴン、潜行開始!
 デボン紀から現世まで生き残りつづけたシーラカンスは深海棲の種類。水深40~600m近辺で活動しているそうです。40mって意外と上のほうまで来るんですね。たしか200mから下が深海なんで、その意味では準深海魚と呼んでもいいかも。
  

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 光も届かず暖かさもない深海。
 静かに泳ぐシーラゴンの瞳には海の青さだけが映る……

 そこにサイバトロンのロックバスターが到着! カニは魚より水圧に強いため深海にも来れるのだ!

 ロックバスター「シーラゴンのやつ変なポーズで浮いて何やってんだ?」

 寝てるのかな、と確認しに行くロックバスター……
 すると次の瞬間!

 シーラゴンの奇襲が炸裂!
 シーラカンスは逆立ち状態で海中に静止し、通りがかった小魚やイカなどを一瞬で捕らえるという捕食活動を行うのだ!
 

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 岩陰にいることも多いというシーラカンス。
 シーラゴンの手足は陸上活動だけではなく岩地をスムーズに移動するのにも役立っていたりするかもしれないのだ!

 ちなみにシーラゴン(Coelagon)の名はシーラカンス(Coelacanth)から。ひょっとしてSea Lagoonじゃないのかとか思いましたがスペルから言って関係なさそうですw

 ゴッドネプチューンより海賊参謀シーラゴンのレビューでした。

 他メンバーと同様の変形感触があります。もとはG1玩具なのでスタイリングや可動はアレですが、そのぶん変形時のカチャッ!シャコッ!カチャン!という弄り心地は抜群。特にこのシーラゴンは尾を閉じるときのカチャン感がかなり良くて、単品で売ってても結構オススメです。個人的にロボットモードが魔法使いっぽく見えるのが良いデザインだと思いますw
 海洋系のTFとしては、手足こそ生えてはいますがシーラカンス要素はバッチリ。全体のフォルムはそう似ているわけでもないんですが細かい部分の造形でああシーラカンスだなあと実感させてくれます。
 リカラー品は元々の『ガルフ』があり、ガルフの復刻版やら限定版やらで細かく違っていてあれ4種類くらいあるんでしょうか?把握してないですw TCC限定の『スカラー』もあるとか。
 合体形態はゴッドネプチューンの記事で。では!