八景島シーパラダイス行ってきました。つっても水族館部分だけですけどね。
八景島駅から橋を渡って移動。徒歩だと10分弱ほどかかります。
この「特殊なとこに来た感」がいい。
入ってすぐのコミュニティタンクにはキイロハギやチョウチョウウオなど家庭内でもおなじみの魚が。ヘラヤガラ(だっけ?)のひょうきんな顔がイカス。デバスズメも大小いて、まだ2cmくらいのちっちゃいのは破壊的なかわいさが。
テッポウウオ。存在は幼少時から知っていたものの、実物が泳ぐ姿を見たのは実は初めて。もっとこうシュッシュッと泳ぐのかと思ったらパールグーラミィみたいに一定位置でゆっくり泳ぐんすね。
テッポウウオってこう「スズキ!!」って顔してるんであんまり可愛くない印象あったんですが正面から見たら意外にキュート。でかい目と不満そうにしゃくれた口が保護欲をかきたてられます。いつか汽水アクアテラでツメナガヨコバサミとともに飼ってみたい1匹であります。楽しいだろうなあ。60cm水槽じゃきついかな。
テッポウウオってこう「スズキ!!」って顔してるんであんまり可愛くない印象あったんですが正面から見たら意外にキュート。でかい目と不満そうにしゃくれた口が保護欲をかきたてられます。いつか汽水アクアテラでツメナガヨコバサミとともに飼ってみたい1匹であります。楽しいだろうなあ。60cm水槽じゃきついかな。
目玉のジンベエザメ。世界最大の魚類なのにプランクトン食というのが気はやさしくて力持ち感抜群です。
イワシの大水槽。えのすいの相模湾大水槽と同じような感じ。柱があるので全景を眺められないのは残念。またマリンチューブ(水槽内エスカレーター)が丸見えになってしまっているのもちょっとマイナス。水槽の目の前に立って見ればいいんですけども。しかしながらここで行われる『イワシイリュージョン』というショーはかなりの見ごたえがありました。音楽かけて照明変えてイワシが動くだけなんですけど、迫力がすごかったです。漫画版イナイレで誰かが重要なこと叫んだときのように ビリ ビリ ビリ ときました。
なんかケーブルみたいなのが沈んでる、と思ったらエイの尻尾でした。でけえ。
海獣類も豊富で、これはセイウチ。
最初に見たときは、うわあ超でかい!太い!厚い!皮膚超シワシワ!牙太い!グロい!怖い!と震えました。裸でこのプールに突き落とされたら恐怖で発狂すると思います。しかし飼育員さんに餌をもらってるところとか、指示どおりにガラス面にぴったりくっついてポーズ取ってるところとかを見ると、うへへかわいいなあとなってしまいますね。
前述したマリンチューブ。
最初は「こんなもんか」と感じましたが、もう一度来た際にチューブの周りをイワシが覆い尽くすシーンに出会い、感動しました。こういった360°感は写真や動画では壊れるほど撮っても1/3しか伝わらないのが残念。ショーとかもそうですよね。
「海草超キモイ!」
「これなんつー海草?ワカメ?」
「書いてあるよ、マンコブだって」
「マンコブwwwwww」
「テレビで見たことあるかも!マンコブ」
「あたしもあるかもー」
「ちょっと待ってこれマコンブじゃね?マンコブじゃなくて」
「ほんとだマコンブだwww」
「なにがマンコブだよテレビで見たとか噓ついてんなよwww」
などとはしたない会話をしておりました。
ここを抜けると通路の照明も少なくなり、暗いコーナーに。雰囲気いいです。老夫婦が手つないで見てて和みました。
クラゲコーナーのギヤマンクラゲ。きれい!
モクズショイ(かな?)と同じ水槽にいたカラッパの一種(ですよね?)。こいつがゴソゴソ動いてたんですがそれが面白くて延々見てました。
こいついくらなんでもハサミを気持ちよく収納しすぎじゃね? あるべきところに収まった感がすごい。可変モビルスーツのようです。カプール(カプル)を髣髴とさせます。でもそれより似てるものがあったような…と思い返すと、あれでした爆丸にそっくりなんでした。爆丸のアイデアを自然界に先取りされてるってなんだよ。
セミホウボウ。このコーナーは横からも上からも眺められるようになっているのですが、これほどぴったりな魚もいないと思います。塗料で塗ったかのようなメタリックブルーが綺麗。
横から。胸びれだけじゃなくなにあれ?背びれ?もいいですね。武器かよ。
写真は撮りませんでしたがアカシュモクザメの水槽もありました。サメの中でこいつが一番好きなんでテンション上昇。スポットライトの照明が見事。暗がりからヌッと姿が現われるのは非常に格好良い。水底に映る魚影も見事。ガラス面に近い岩の影には奥向きの小さいライトがあって、その近くをサメが通ると下からの光に照らされて超怖いです。
水面近くには擬岩もありまして、鍾乳洞風のレイアウトに一役買ってました。ゆらゆら揺れていたのでワイヤーかなんかで吊っているんでしょうか?
この水槽の前で男の子ふたりが「こいつってなんでこんな頭の形してるのか、諸説あるけど理由わかってないんだぜ」「でも生き物の進化に理由があるってことも人間の勝手に考えた見方かもよ」「なるほど……」とロマンある会話をするかたわら、通りがかったカップルが足を止めずに歩きながらサメ指差して「見てーへんな頭」「おもれー」とだけ言ってさっさと行ってしまったのは笑いました。色んな見方があるもんです。
チンアナゴは匹数が多く、水槽一面を使っているので贅沢な感じ。ここにはいたるところにセクシーシュリンプ(でしたっけ?ケツふりふりするやつ)もいてダブルでかわいらしい姿を見せてくれます。
レイアウトされた水槽、というより、自然の一部をそのまま切り取ってきたかのような印象。
海のどこかにはこんな海底があるんでしょうね。
海の動物たちのショーは見事でした。
まず会場が広い!えのすいの3倍かそれ以上はありそう。ここで初めて気づきましたが、最初のあのジンベエザメがいたでかい水槽、それがここのショープールだったんですね。すごいことするなこれ。ショーの間もずっとジンベエザメは悠々と泳いでました。すごいことするな。
ショーそのものも見事。えのすいではトリーターとイルカたちがどれだけ心を通じ合わせられるかといったものがメインでありショーの出来は二の次といった感じでそれも好きでしたが、こちらはエンターテインメントとしてのショーに徹底しており、完成度も高いです。アシカのフラフープはこっちまで楽しくなるリズム感。セイウチのセクシーポーズもムチムチ感満載。スタイリッシュで素早いアシカとタプタプでのろのろしたセイウチの対比がナイスでした。頭に花輪のっけられるシロイルカもかわいらしい。もちろん白くないイルカも見事で、高く綺麗なジャンプを見せてくれます。30分があっという間に過ぎるショーでした。
最上階では別料金で海の生き物のおもしろ映像!みたいなのを観れますが、うーん、これは……w
屋外に出て、淡水魚コーナー。
餌の入ったガチャガチャ台が置いてあり、大量にいるティラピア?に餌をあげることができます。水面に落とした瞬間に大勢寄ってきて早いもん勝ちで吸い込んでいくんでかわいいとかじゃなく笑えます。
写真中央にいる白い顔の魚ってオフスロネームスグーラミィ? でっけえなあ。
ピラニア水槽にいる原種グッピーみたいなやつらが綺麗で愛らしい。
このコーナーには一般の飼育者に捨てられてしまった隻眼のオスカーなんかもいて、ちょっとせつないですね。せつないって言葉はもうケータイ小説とかのイメージしかないので自分で言うとせつないです。
別館のイルカ。チューブ型で、イルカのしなやかな肢体を眺め放題です。水中のイルカってかっこいいよな……。
別館のイルカ。チューブ型で、イルカのしなやかな肢体を眺め放題です。水中のイルカってかっこいいよな……。
上で餌貰ってるのか、一斉にケツ向けてて笑いました。
そんでもって奥には巨大円柱型の水槽。
ここにマンボウがいます。
こいつを見るのが今回の個人的な目的でした。
超こええ……。
水槽の向こうからこいつがボッ…と現われた時、ぬおおっ……と声を出してしまいました。
俺はマンボウが大の苦手で、いやキャラクター化されたカインとかママンボウはかわいいと思うんですが本物のマンボウがマジで怖いんです。フグの仲間なのにまったくフグっぽくない扁平した体、後ろ側を無くしたような不自然な体型。尾びれでいいのに尾びれじゃなく舵びれとかいうわけのわからんヒレをつけて、しかも全長最大3メートル。すべてが不自然です。さらに一度に産む卵の数が魚類最多の3億個というギネス記録まで持ってやがる。怖くてたまらない。いやギネスのあたりはスゲーとしか思いませんが、とにかく存在が怖い。
ですが怖いものほど見たくなるのも真理。
というわけでじっくり見てきました。
顔はゴツゴツで、体表には年季を感じさせる付着物やスレ傷などがたくさん。
しかしなんというのか、間近で見ると意外と怖くありませんでした。
いや怖いんですけど、ああ別に向こうから攻撃はしてこないんだなという……当たり前ですが。
じっと見てると、ぼやけた丸い目をグリッと動かしてこっちをじっと見返してきたりもしました。
ううむ変な奴とはいえやっぱり魚なんだなあ……。
いつのまにか引き込まれてずっと見惚れておりました。
マンボウの長期飼育は難しいそうですが、ここにはまた来たい。
そんでもって水族館枠最後の『ふれあいラグーン』へ。
イルカや魚たちとふれあえる!という場所ですが、この日はちょうど『ど~ぶつくん』というテレビ番組の撮影が行われており、なんだか邪魔してはいけない雰囲気。さらに番組のスタッフが部下に対して大声で怒鳴っていたので、ちょっと気まずい雰囲気にも。撮影のためとはいえ一人の入場者として入ってきているのですから、他の入場者に迷惑はかけないでほしいものです。
なんかテンション下がったので予定より早くふれあいラグーンを後にしたんですが、道の途中で学生たちが「さっき番組の収録でしょこたん来てたらしいぜ!」「マジかよ!?もっとよく見とくんだった!!」と話しており、マジかよ!?もっとよく見とくんだった!!と後悔したりしました。現金なもんですね。
ショッピングモールの2Fではなんか金魚すくいのプールのようなものが。
見てみると金魚ではなくガラ・ルファ(ドクターフィッシュ)で、どうやら魚スパの模様。魚が足の角質などを食べてくれるというアレです。
おもしろそうなのでやってきました。
やべえ超くすぐってえwwwwww
足のあちこちをこまやかな何かでくすぐられているような感覚。これは笑う。
しかし意識を足に集中させずにいると心地よくなってきて、お茶飲んだような溜め息が出たりも。
純粋なリラックス効果に加えて「あ~~足に魚~~」という幸福感も重なり、かなり心地いいものでした。が気を抜いてまた足のこと考えるとめちゃくちゃくすぐったくなるのでたまらんです。またやりたいわこれ。
という具合でなかなか良かったですシーパラ。
雰囲気がいいのでカップル向けの水族館、とどこかで紹介されていましたが、ひとりでゆっくり見ても楽しめます。あちこち見るところがあるし食べるとこなんかも多いので、人によって色んな楽しみ方できそうですね。
次はしながわ水族館あたりに行ってみようと思っとります。