マリーナの畑の秘密 | 1500mのスイス、雲が足下に浮かんでいる。

1500mのスイス、雲が足下に浮かんでいる。

エンガディン地方の標高1500mの小さな村で、2人の子供たちと暮らしています。
ADHDという発達障害を持つ私と息子。ASDでキューバ人の元夫も、たまに登場します。そして娘はASDそれともHSP?!2019年、新たな展開が‥笑

近所に住む牧師のマリーナ。

他所から来たので、ロマンシュ語は話せないが

75歳とは思えない眼力をしたエネルギッシュな女性だ。

 

現役の牧師で、スイスの他にポーランドでも仕事をしており

夏の2ヶ月間は、拾った犬二匹と共にキャンピングカーで

ポーランドの森の中で生活をしているらしい。しっぽフリフリ

この村の人口は300人を切る程少ないのに、

変人率はかなり高い。笑

 

彼女はとにかく忙しいし、夏中不在なので

私は管理も兼ねて、庭と畑を自由に使わせてもらっている。

立地も申し分ないし、庭でピクニックしたりできるし、

彼女には心底感謝している‥のだが。

 

彼女は根っからの人智学主義者。

そう、あのルドルフシュタイナーの人智学

Anthroposophyの信奉者なのである。

そんな彼女は当然の事ながら、

バイオダイナミック農法で畑と庭を管理しているのだ。ハチ

 

 

去年は彼女が様々なプレパラートを駆使して

堆肥を作り上げて行く過程を目の当たりにし、

世の中には私の想像もつかない

色んな文化があることを痛感した。

 

水牛の角に牛糞を詰めて土の中に埋めたり、

イラクサを鹿だかヘラジカだかの膀胱に詰めて、

堆肥の中に埋めたりと、まあ、控えめに言って

魔法使いの所業そのものであった。笑

 

村人が獲物をしとめた聞くと、

マリーナは鹿の膀胱を求めて、尋ね歩いていると言う。

村人の中でも変な奴と思われている事、間違いない。笑

 

加えて、バイオダイナミック農法では

星の運行が非常に重要らしく、時間単位で

どんな作業に適した星の配置かを詳細に

記していたカレンダーは必須アイテムだった。流れ星

 

私たちは基本的には、忠実にカレンダーに沿って、

種まきや雑草抜きをしたりしたが、

時々は迷いなく無視した。笑

数時間で支配する星が変わることもあるので、

フルタイムのシングルマザーが、

星の意に沿う様、全ての作業をするのは不可能だった。

 

ある日、マリーナに

「今日は人参の種まき、できそうにないわ〜汗時計

と言うと、勢い良く返された。

「あんたのボスに‘’今日は人参の種まきがあるから、

 4時で早退させて頂きますっ‘’て言えばいいじゃん〜音譜

 

いやいや、そんな星の運行や配置に

理解のあるボスばかりじゃないから〜笑

 

 

今年ももうじき、

カレンダーとにらめっこの日々が始まるな。

 

とはいえ畑は本当に楽しいので、

目一杯、星の配置状況を確認しようと思います。笑