「お母さん」へのメッセージ ~1通目~ [金曜日担当:管野] | 教育研究所ARCS - 独断的教育論 -

教育研究所ARCS - 独断的教育論 -

教育現場のプロ3人衆による本音トーク

今日から何回かに渡って「お母さん」について書きます。
ところで先日「夫婦のための子育て法」と題して講演させていただきました。(⇒ココ)


そこでは様々な「お母さんのタイプ」「お父さんのタイプ」そしてその組み合わせについてお話しました。


夫婦がどんなタイプの組み合わせかによって、子どもの性格や育ち方に違いが出るのは、考えてみれば当たり前で今まであまり触れられなかったのがむしろ不思議な感じがします。


長年子どもの教育などに関わっていると、子どもの姿を見ているだけではわからなかったナゾが、親の人柄を知ったとたんに一気に解けることがザラにあります。


「ああ~、このお母さんだから子どもがそうなるのかー」
と、それまで理解できなかった疑問が氷解する。


さらに父親のタイプがわかると、もっと子どもに対する理解は深まります。


色々な意味で親子の絆、因縁の深さというものはスゴいものだとつくづく感じさせられます。


中でも母親の影響力はハンパじゃない(笑)と改めて痛感します。



心配 不安を抱えるお母さん


1つめは心配不安型のお母さん
ですね。

このタイプのお母さんは女性らしく繊細で、子どものことをいつも心配しています。
「塾の帰りが遅いけど何かあったのでは…?」とか学校のテストなどが少しでも下がると「入試に受からないのでは…」など先回りして心配しています。


まず心配が役に立たず子どもにとっても息苦しいものだということを理解することです。


なぜなら心配は「あなたのことを信じられない」というメッセージを子どもに与えるからです。これについては以前のブログ「親は子どもの心配をするな」(⇒ココ)にも書きました。


心当たりのある方はぜひ参照して下さい。詳しい処方箋が書いてあります。



今日私からお伝えしたいのは次の言葉です。


心配 不安を感じているお母さんへ。


あなたが心配不安を感じる時、どうか自分の心の中に「自信のなさ」「完全であることへのこだわり」「正しいことをすべき」という強い思いがないか点検してみて下さい。


先回りしてその「不安の種」を全て取り除こうとしているご自分の心のクセに気づいてください。


未来の不安が過去への後悔から来ていることに気づいて下さい。


そして起こってもいない未来の不安を握りしめるのではなく「今」にいて「子どもは大丈夫だ」とつぶやいてみて下さい。


どんなに子どもの今が頼りなく見えても、子どもの未来は大丈夫です。本当です。


そして不安と共にいるのではなく「安心」と共にいて下さい。


あなたが心の中心に「安心」を置いていれば、子どもは必ず自らの力で歩き始めます。


「心配」や「不安」に何かをする力はありません。
「安心」「信頼」だけがお子さんに変容をもたらし生きる力を与えるでしょう。


■□■□■□■□■□ イベント情報  ■□■□■□■□■□

『お母さんのためのスキルアップ講座』

子どもにとって母親の存在はとてつもなく大きなものです。
母親との関係がその子どもの一生を左右するといっても過言ではないのです。
あらゆる人間関係の基本を形づくるからです。

【どんな講座なの?】

昨年の月イチセミナーを拡大充実させ、より実践的で効果的な内容になります。

     
  • 母親のあり方についての知識を身につける。
  •  
  • 対人スキルや自分独自の考え方、価値観に気づく。
  •  
  • 子育てスキルとして最新の心理学、コーチング、NLPなどの基本知識と概念を知る。
  •  
  • 毎回の講座で学んだことを子育てにリアルに実践しフィードバックする。

※フィードバックに当たっては実際にお子さまと直接面談させて頂きます。

 

日時:2014年10月18日(土)、2014年11月15日(土)、2014年12月13日(土)
   午後2時~4時(1時30分開場)

場所:QEI(クセジュ高校部) 柏市旭町1-1-5浜島ビル9階

☆ 詳細はこちら ☆
http://arcs-edu.com/mother-seminar.html

■□■□■□■□■□ PFメソッドカウンセリング ■□■□■□■□■□

「子供を変える前に、まず親が変わる ―Parents First― 」

こんなお悩みございませんか?

     
  • 子どもが不登校になってしまった
  •  
  • 受験のプレッシャーを強く感じている
  •  
  • 反抗期の子どもへの接し方がわからない

PFメソッドカウンセリングで解決しましょう!
 
親の態度、心理状態が与える子供への影響ってかなり大きいんです。
PFメソッドカウンセリングで原因を解明し、解決しましょう!

☆ 詳細はこちら ☆
  http://arcs-edu.com/counseling/