「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

 

 本日は9月21日

 

 

 

 

理念と経営2026年9月号より 

 

 

 

 TODAY'S
 
しんどい時こそ笑う門には福来る!

大学生にして三〇〇〇万円の負債の保証人になっていることを知り、内定を辞退して父の会社へ。バブル崩壊を経ていよいよ側産の危機に陥るが、社長が暗い顔をしていては社員の士気が落ちる。ならばいつも笑顔で、ポジティブに、あきらめない――そ

んな心がけが、社運を開きはじめた。

P54抜粋

 

共和ゴム株式会社

代表取締役 寺阪剛氏

今回の核心は、

「100点を待たず、60点で動き出す」

です。

倒産寸前の会社から独自製品を生み出し続けた共和ゴムの強さは、「挑戦」「スピード」「独自性」。

その中でも特に重要なのが、スピードだと思います。


ポイント――60点で市場に出す

寺阪氏は、新製品を最初から100点にしようとしません。

100点を目指せば、

時間がかかる。
お金がかかる。
そして、本当に顧客が欲しいものなのか分からない。

だから、

まず60点で出す。

顧客の反応を見る。

そして走りながら修正する。

これは以前出てきた「スモールイノベーション」とほぼ同じ考え方です。

試す → 聞く → 直す → 育てる

完成してから市場へ出すのではなく、市場と一緒に完成させる。


水平・量子的に考える

ここで面白いのは、共和ゴムが最初から「正解」を知っていたわけではないことです。

テレビで偶然、信号機メーカーを知る。

電話してみる。

相手の困り事を聞く。

自社技術を提案する。

共同開発につながる。

つまり、

チャンスを予測したのではなく、動くことで偶然をチャンスに変えた。

以前の「犬も歩けば棒に当たる」ともつながります。

偶然そのものはつくれなくても、

偶然と出会う回数は増やせる。

そのためには、60点でも外へ出ることです。


結論

中小企業にとって、大企業と同じ資金力や人員で戦う必要はありません。

むしろ武器になるのは、

「まず、やってみます」と言える速さ。

大企業が社内で検討している間に試作品をつくる。

失敗したら直す。

また出す。

これを繰り返せばいい。

資金力で負けても、試行回数では勝てる。

ここに中小企業の強さがあります。


「まず60点で一度やってみる」

そして、

反応が良ければ続ける。
悪ければ変える。
反応がなければやめる。

重要なのは失敗しないことではなく、致命傷にならない大きさで早く失敗することです。

これなら「まだ答えが決まっていない段階で、自分で答えをつくる」という考え方とも一致します。


 

考えすぎない。
小さく始める。
反応を見る。
良ければ伸ばす。

そして「当事者意識」も必要です。

「誰かが決めてくれる」ではなく、

自分で考え、自分で一歩目を踏み出す。

イノベーションを特別な発明だと考えず、

「小さな挑戦を高速で繰り返すこと」