「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日9月19日

 

理念と経営2026年9月号より

 

本田技研工業株式会社創業者 

本田宗一郎(ほんだ・そういちろう)

 

 TODAY'S
 
需要があるからつくるというのはメーカーではない。 メーカーはパイオニアである以上は、 あくまでも需要をつくり出すものである

 

本田宗一郎

「需要があるからつくるというのはメーカーではない」

今回の核心は、

「市場を予測するより、市場そのものをつくる」

です。

売れているものを見つけて参入する。

成長市場を予測して投資する。

これは合理的ですが、競合も同じことを考えます。

本田宗一郎が求めたのは、その一歩先でした。

「こんなものが欲しかった」と、商品を見て初めて顧客自身が気づくものをつくる。


ポイント――「需要」と「不満」は違う

ここは重要だと思います。

顧客に、

「何が欲しいですか?」

と聞くだけでは、新しい需要はなかなか見つかりません。

むしろ、

「なぜこんなに面倒なのだろう」
「どうしてこうなっているのだろう」
「仕方ないから我慢している」

という小さな不満を見る。

そこに、まだ数字になっていない需要があります。

つまり、

需要を探すのではなく、不便を探す。

そこから新しい市場が生まれる可能性があります。


水平・量子的に考える

これは「未来予測」の考え方も変えます。

EVが何台売れるのか。

AIがどこまで普及するのか。

民泊市場がどこまで伸びるのか。

これらを完璧に当てることは難しい。

それなら、

未来を当てる側ではなく、未来をつくる側に回る。

市場が大きくなるのを待つのではなく、

小さく試す。
顧客の反応を見る。
改良する。
需要そのものを育てる。

以前の「スモールイノベーション」ともつながります。


結論

今回の記事から得られる最大の教訓は、

「成長市場はどこか?」より「まだ解決されていない不便は何か?」

と問うことです。

市場を追いかければ、常に誰かの後ろになります。

しかし、自分たちで問題を発見できれば、小さな会社でも先頭に立てます。

そして失敗してもいい。

本田宗一郎の思想で重要なのは、

挑戦した失敗には、次の挑戦に使える情報が残る

ということです。


 

「お客様は何を仕方なく我慢している?」

から考えると面白い

 

「イノベーション」と「仕掛け人」という考え方に最も近いテーマです。

流行したものに後から乗るのではなく、

「まだ答えが決まっていない段階で、自分で答えをつくる。」

そして小さく試す。

失敗したら修正する。

うまくいけば広げる。

「需要があるから始める」から、

「自分たちが仕掛けることで需要を生み出す」

へ。