「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

 

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

 

 

本日9月22日

 

 

理念と経営2026年9月号より
 

 

 TODAY'S
 
「あってよかった」と言われるお店に

コロナ禍の物流危機を乗り越えた後に行ったセールは、「業績を上げたいからではなくて、ご迷惑をおかけしたお客様への日頃の感謝とおわびの気持ち」。顧客と真摯に向 き合ってきたからこそ、食品スーパー 「フレスコ」は地域で愛されてやまないのだろう。 取材・文中之町
P48抜粋

 

株式会社ハートフレンド「フレスコ」

代表取締役社長 井上壮一氏

今回の核心は、

「大きな会社を目指す前に、地域から『なくなると困る』と思われる会社になる」

ことです。

フレスコは大型店との価格競争に正面から向かわず、「街の冷蔵庫」「街の公園」という存在を目指しました。


ポイント――原点に戻ることが戦略になる

大型スーパーの進出で、売り上げが半減する店舗まで出た。

普通なら、

「もっと安くしよう」
「もっと大型化しよう」
「品ぞろえを増やそう」

と考えそうです。

しかしフレスコが選んだのは逆でした。

市場をルーツに持つ自分たちの強みへ戻った。

生鮮食品を強化する。
歩いて行ける場所に店を構える。
地域ごとに品ぞろえを変える。
従業員とお客様との距離を近くする。

つまり競合を真似るのではなく、

「自分たちは何のために存在しているのか」

を掘り直したわけです。


水平・量子的に考える

「街の冷蔵庫」は機能ですが、「街の公園」は関係性です。

ここが面白い。

スーパーの価値を、

食品を売る場所 → 人が集まる場所

へ広げています。

人口減少社会では、「たくさんの人を遠くから集める」ことだけが成長ではありません。

むしろ、

近くの人に何度も使ってもらう。

この考え方は地方の中小企業に非常に向いています。

商圏を広げるより、地域との関係を深くする。


結論

フレスコの「あってよかった」という言葉が、今回のすべてだと思います。

売上高や店舗数は結果です。

先にあるのは、

「この店が近くにあって助かる」

という日常の小さな評価。

その積み重ねが企業を強くします。

だから、

「選ばれる会社」の一段上は、「なくなると困る会社」

なのだと思います。


 

特に「当事者意識」と「多様性」に重なります。

本部が全部決めるのではなく、地域を最も知る店舗の従業員の意見を取り入れる。

店舗ごとに違っていていい。

しかし目指すところは、

「食を通じてともに笑顔に」

で統一する。

つまり、

理念は統一する。方法は現場に任せる。

 

そして何より、フレスコの「あってよかった」という言葉は、自社が大切にしている「『よかった』で締める」という考え方とも非常に近いと思います。