「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日は9月16日
理念と経営2026年9月号より
仕事や人生の悩みは尽きないが、そこに問いを立て、考え、自分なり答え導く
プロセスはとても重要だ。「自問自答」の思考力を高めるヒントをお届けする
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意味のある付き合いをしよう
株式会社佐藤満国際経営・農業研究所
代表取締役社長
佐藤 満
「付き合いの悪い男」で通した理由とは?
佐藤満氏
タイ赴任中、佐藤氏は日本人同士の「付き合いゴルフ」にほとんど参加しませんでした。
その代わりにタイの人と交流し、名所旧跡や博物館、美術館を訪ね、その国の歴史や文化を学んだ。
結果として、その知識がタイ人との信頼関係にもつながったといいます。
今回の核心は、
「みんながやっている」ではなく、「この時間にはどんな意味があるのか」を考えること
だと思います。
ポイント――時間にも「投資先」がある
付き合いそのものが悪いわけではありません。
問題は、
目的を考えず、慣習だから続けること。
ゴルフ、飲み会、会議、朝礼、研修。
どれも目的があれば価値があります。
しかし「昔からやっているから」だけなら、一度疑ってみる必要があります。
佐藤氏はゴルフの時間を、
文化を知る。
人に会う。
美術を見る。
土地を歩く。
という時間に振り替えました。
これは単なる余暇ではなく、自分の視野を広げる投資だったのでしょう。
水平・量子的に考える
後半の「孫子の兵法」を使った朝礼も同じです。
経営側は、
「良い本だから社員にも勉強してほしい」
と考える。
しかし社員側からすると、
「自分の仕事と何の関係があるのか」
となる可能性があります。
ここで重要なのは、
良いことをやっているかではなく、相手にとって意味のあることになっているか。
ゴルフも朝礼も同じです。
続けること自体を目的にしてはいけない。
目的に合わなくなったら、変える。
結論
人生でも経営でも、時間は有限です。
だから、
「何をするか」だけでなく、「何に時間を使わないか」を決める。
付き合いを減らしても、その時間で別の人に会えばいい。
会議を減らしても、現場へ行けばいい。
朝礼を短くしても、社員との対話を増やせばいい。
大切なのは形式ではなく、その時間から何を得るのかです。
自社への活用
自社でも、
「これは本当に今も必要なのか?」
という視点で、仕事を定期的に見直したいところです。
会議、報告、付き合い、SNS、慣習的な業務。
やめること自体が目的ではありません。
空いた時間を、
顧客を見る。
現場を見る。
新しい場所へ行く。
人に会う。
AIを学ぶ。
新しい体験をする。
ことへ振り替える。
これは自社の哲学である「シンプル」と「イノベーション」にもつながります。